今日3/19朝に福井県で「白虹」が現れたというニュースがあったが、これが見られると近隣で地震が起きることが多く、最近の事例と共に解説する。
■白虹
今日3/19の朝、福井県大野市で、「白虹」や「霧虹」と呼ばれる現象が観測された。
下記のウェザーニュース記事にあるように、白虹は「晴れ」のサインだという。
だが、これまでの私の研究では、ある地域で白虹が観測されると、その周辺で地震が起きることが多い。
今朝の白虹は、もしかすると下記の地震の前兆だった可能性がある。
2023/03/19 17:18:石川県能登地方、M2.6、最大震度1、180~190km
白虹でも他のアーク類などの現象でも同様だが、それが見られた地点から震源が近いほど、地震が発生しても小規模で終わることが多い。
■最近の前兆事例
以下に、ここ数年でニュースになった白虹出現と、その後に近隣で起きた地震の対応例を示す。
◎2022/06/13:京都市
・雨の前兆「白虹」見える 太陽の周囲に浮かぶ白いリング
2022/06/13午前、京都市
→2022/06/14 14:10:和歌山県北部、M3.0、最大震度2
→2022/06/16 00:45:大阪府北部、M2.9、最大震度1
◎2022/09/22:北海道南部
・霧の中に白いアーチ白虹(霧虹)が出現 北海道
2022/09/22
→2022/09/24 15:16:十勝地方南部、M4.2、最大震度3
◎2022/10/13:旭川市
・冷え込んだ朝 霧の中に白虹(霧虹)が出現 北海道・旭川
2022/10/13朝
→2022/10/16 15:26:十勝地方中部、M3.4、最大震度1
◎2022/11/25:島根県
・島根県で白虹が出現 朝の冷え込みで発生した霧が創り出す
2022/11/25朝
→2022/11/26 21:58:能登半島沖、M4.2、最大震度3
■地震予測
これらの白虹発生と地震発生までの遅延を考慮すると、石川県能登地方M2.6で終わらないとすれば、地震予測として2~3日以内くらいに周辺で地震があるかもしれない。
ただし、上記のデータでわかるように、過去データの解析からすると地震が発生したとしても「大地震」とは限らないので、恐れすぎる必要はないだろう。
※サルちゃん愛用の小型軽量大容量で定番のモバイルバッテリー。