【地震情報】さきほど夜に青森県東方沖でM6.1、最大震度4の地震が発生したが、ちょうど東北沖の別震源域で大地震が起きやすい時期を調べていて、こちらの震源域の方を先に紹介する。
■青森県東方沖
地震の詳細は以下の通り。
ちょうどテレビのニュースの字幕で地震の発生を知った。
今日は2023/03/28 07:19JSTに南太平洋ソロモン諸島でもM6.1の地震が起きて、その後14:51にはフィリピンでM5.3の地震もあって、日本の方へ連鎖しないかと警戒していたところだった。
■青森県東方沖と海洋現象
ちょうど今日は、過去の日本の大地震の発生と海洋現象の関係を調べていて、福島県沖のM6.0以上の地震を例にしてデータを集計していた。
そこへ青森県東方沖の地震が起きたので、まずはこちらを先に発表することに。
1919/01/01~2021/12/31:青森県当方沖、M6.0以上
※2011年3月の地震(東北地方太平洋沖地震の余震など)は除く
全65件を、エルニーニョ現象、ラニーニャ現象、黒潮大蛇行・正IOD、負IODの各海洋現象の発生中に何件起きていたかを集計すると、以下のようになる。
回数 期待値 偏差
エルニーニョ期: 19 16 118% やや多い
ラニーニャ期 : 19 18 106% 期待値通り
EL通常期 : 27 30 090% やや少ない
黒潮大蛇行期 : 24 23 104% 期待値通り
黒潮直進期 : 41 42 098% 期待値通り
正IOD期 : 08 08 100% 期待値通り
負IOD期 : 03 06 050% 非常に少ない
IOOD通常期 : 54 15 360% 非常に多い
現在は、2月にラニーニャ現象が終息して「EL通常期」になり、また黒潮大蛇行が発生中で、IODは発生していない通常期となる。
まず、EL通常期には、この震源域では90%と、期待値よりやや少ない。
また、黒潮大蛇行期も直進期も、ほぼ期待値通りとなる。
IOD(ダイポールモード現象)は、通常期が非常に多いという結果となった。
このように、エルニーニョ・ラニーニャ・IODは、この震源域では大地震の発生にほとんど相関性がないようだ。
■海洋現象との関係
もっとも、どこの震源域で起きる大地震も同様というわけではない。
そのことは、別の記事で福島県沖の地震について紹介すれば、わかるだろう。
私は長年の地震予知に関する独自の研究から、黒潮大蛇行やエルニーニョ・ラニーニャ現象といった海洋現象が大地震の発生に関わっていることを発見した。
このような震源域ごとの大地震が発生する傾向を、なんとかまとめて書籍として出せば、防災観点上非常に役立つだろう。
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