「ばけたん」にはストラップや据置型など様々な機種があるが、私のように6個も持っていなくても、たとえ1個だけでも条件によっては地震前兆を捉えることはできるという例を、過去の前兆事例とともに紹介する。
■ばけたん地震予知
知らない方のために予め書いておくと、私が「ばけたん」を用いるのは、本来の「おばけ探知機」とは全く異なる用途で、開発側も意図せずに地震前兆現象を捉えるという「仮説」のもとに実用的な「地震前兆探知機」として検証している。
これから書くことと同様の内容は、今年02/28の記事で書いていた。
だが、この時は、据置型の「ばけたんワラシ」と「ばけたん まもりだま」の2機種だけを検証した。
この時の結果では、ばけたんワラシの方が1時間に2回点滅(実際はお喋り)したことが5回あった。
まもりだまの方は、1時間に2回点滅したことが3回あった。
そして、それぞれ対応すると思われる地震が関東圏で大体数時間から半日以内くらいで地震が起きていた。
■機種ごとの集計
今回は、据置型だけでなく、5個すべてのばけたんで、今年に入って1時間に2回以上点滅したケースを洗い出した。
※6個のうち1個は電池切れで除外している。
◎ばけたん改: 1回
・2023/03/13 19時台:2回
→2023/03/14 04:29:茨城県北部、M4.0、最大震度2、151km
◎ばけたんPRO: 4回
・2023/01/13 19時台:2回
→2023/01/14 02:30:茨城県南部、M2.9、最大震度1、75km
→2023/01/14 04:38:茨城県南部、M2.9、最大震度1、76km
・2023/01/18 22時台:2回
→2023/01/19 16:28:茨城県沖、M3.8、最大震度1、164km
・2023/03/04 23時台:2回
→2023/03/05 07:54:駿河湾、M2.9、最大震度2、136km
・2023/03/12 21時台:2回
→2023/03/12 22:42:茨城県北部、M3.6、最大震度1、140km
◎ばけたん桜Ⅱ: 7回
・2023/01/28 17時台:2回
→2023/01/29 12:07:茨城県北部、M2.9、無感、110km
・2023/02/01 20時台:2回
→2023/02/02 04:40:神奈川県東部、M2.1、無感
・2023/02/03 22時台:2回
→2023/02/04 11:01:東京都23区、M2.0、無感、
・2023/02/19 22時台:2回
→2023/02/20 15:34:長野県北部、M3.3、最大震度2、150km
・2023/03/01 13時台:2回
→2023/03/02 02:21:茨城県沖、M3.7、最大震度1、128km
・2023/03/20 20時台:2回
→2023/03/20 21:06:茨城県沖、M4.2、無感、232km
→2023/03/21 03:52:長野県中部、M3.4、最大震度2、151km
・2023/03/21 21時台:2回
→まだ
◎まもりだま: 9回
・2023/01/13 21時台:2回
→2023/01/14 02:30:茨城県南部、M2.9、最大震度1、76km
→2023/01/14 04:38:茨城県南部、M2.9、最大震度1、76km
・2023/01/22 12時台:2回
→無し
・2023/01/23 19時台:2回
→2023/01/24 05:02:茨城県北部、M3.4、最大震度1、130km
→2023/01/24 06:15:茨城県北部、M2.8、最大震度1、156km
・2023/01/26 22時台:2回
→2023/01/27 15:03:福島県沖、M4.2、最大震度2、296km
・2023/01/31 22時台:2回
→2023/01 31 23:46:東京都23区、M2.5、無感、
・2023/02/07 13時台:2回
→2023/02/07 18:41:茨城県北部、M3.9、最大震度2、122km
・2023/02/15 21時台:2回
→2023/02/16 01:45:東京湾、M2.2、無感、38km
・2023/02/18 14時台:2回
→2023/02/19 17:50:福島県沖、M4.0、最大震度3、224km
・2023/03/13 13時台:2回
→2023/03/13 19:03:長野県南部、M2.4、最大震度1、175km
→2023/03/14 04:29:茨城県北部、M4.0、最大震度2、151km
◎ワラシ: 5回
・2023/01/06 10時台:2回
→2023/01/07 23:42:福島県沖、M4.4、最大震度2、272km
・2023/01/21 19時台:2回
→2023/01/21 20:14:福島県沖、M4.1、最大震度2、230km
→2023/01/21 22:41:茨城県北部、M3.7、最大震度2、124km
・2023/02/28 11時台:2回
→2023/02/28 12:55:茨城県沖、M4.5、最大震度3、124km
→2023/02/28 13:07:茨城県沖、M3.4、最大震度1、124km
・2023/03/01 22時台:2回
→2023/03/02 02:21:茨城県沖、M3.7、最大震度1、128km
・2023/03/18 13時台:2回
→2023/03/18 20:08:茨城県南部、M3.7、最大震度2、79km
以上のうち、殆どのケースでは半日以内くらいに関東圏で対応する地震が起きていた。
まもりだまは1回だけ対応する地震が起きていなかった。
こうして見ると、まもりだまが9回点滅と最も多く、その次が桜Ⅱの7回、次がワラシの5回の順番となる。
結果として、まもりだまが最も多く地震前兆を捉えるようだ。
■どの機種が頻繁に点滅するか?
次に、点滅の後で地震が起きたかどうかは考慮せずに、点滅回数で集計すると、以下の通りとなる。
参考までに、現在の価格も載せておく。
集計期間:2023/01/01~03/21
・ばけたん 霊石 - 改:67回
3080円
・ばけたんPro :68回
販売終了
・ばけたん桜Ⅱ:82回 →1位
3080円
・まもりだま:77回 →3位
4200円
・ワラシ:82回 →1位
在庫切れ(楽天:4980円)
結果として、ばけたん桜Ⅱとワラシが82回と同率1位となり、3位が77回のまもりだまとなった。
最新のワラシは、点滅でなくお喋りなので、設置している前にいなくても、その部屋に居ればわかるという利点がある。
■問題点
ばけたんを用いて地震前兆を捉えるのは、一般の人にとっては、そう簡単には行かない。
その理由としては、以下のようなことがある。
・なるべく常時観測していなければならない。
・すべての点滅を記録する必要がある。
ばけたんは元々はストラップだが、たとえばスマホに吊るしても、自分の視界に入らずに点滅に気づかないことが多いだろう。
そのため、やはり私がやっているように、屋内の決まった場所に設置して観測することが最良の手段となる。
最近は、仕事用のPCの前から他の場所へ移動できるように、すべてを可動式の小さなラックに収めた。
今日は下記の表の通り、20時以降に点滅が集中し始めた。
Pro4のラドン濃度が下降を始めて、今夜か明日あたり関東圏で地震がありそうだ。
■夢求三昧ブログ
『【WBC】村上宗隆選手がサヨナラ決勝打~「村神様」は伊予村上氏・村上水軍の末裔か?百瀬と同じルーツ?』
※私が何も持っていないとして、どれか1個選べと言われたら、やはりこれか。