【地震前兆】西日本・東海で環天頂アークやハロが出現~TV画像乱れや耳鳴りなどの地震前兆はどうなったか?

2023/02/02

ラドン濃度 耳鳴り 地震前兆

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今日は西日本から東海の各地でハロや環天頂アークといった虹色現象が見られたが、これが地震前兆現象かどうかを過去データと共に検討する。

また一昨日からのうちのTV画像乱れなどの前兆現象に対応する地震がその後に起きたかどうかも確認した。


■虹色現象

今日2/2の午前に、西日本から東海の一部でハロや環天頂アークが現れた。

下記ウェザーニュースの記事では、今日10時前に愛媛県大洲市で撮影された環天頂アークの写真が紹介されている。




環天頂アークは大気光学現象の一種で、太陽の上方に離れた空に虹のような光の帯が現れる現象。


ハロの方は、太陽の周りに現れる虹のような光の輪で、日暈(ひがさ)とも呼ばれる。


■地震前兆例

以下に、環天頂アークとハロが地震の前に出現した事例をいくつか示す。

なお地震情報の行末にある距離は観測地点から震源までの大体の距離。


2021/11/19朝:東京都など関東各地でハロ出現。

→2021/11/20 08:57:東京都23区、M4.6、最大震度3、25km


2021/12/10 12:15:小平市花小金井で百瀬が環天頂アークを目撃。

→2021/12/12 12:30:茨城県南部、M5.0、最大震度4、60km


2022/12/02 14時すぎ:埼玉県春日部市に環天頂アークが出現。

→2022/12/02 14:49:茨城県北部、M4.2、最大震度2


もちろん環天頂アークやハロのような光学現象は例えば降雨の前に見られるといった傾向が気象学では語られる。

だが、これまでの20年ほど前からの私の観測では、地震の数日前、特に0~1日前に周辺地域で観測されることが非常に多い。


そのため、必ず地震が起きるわけではないが、一応紹介しておく。


■地震前兆はどうなった?

1/30から今日2/1まで、様々な要注意な地震前兆が重なって起きていたことは、一昨日の記事以降に書いていた。

だが、関東で対応する地震が起きないのでおかしいと思っていて、ためしに無感地震を検索すると、東京周辺でM2~M3クラスの無感地震が集中していた。


そして今日も、小平市に近い南関東で同様の無感地震が多く起きていた。

以下に、昨日の記事で紹介した前兆現象と対応するかもしれない有感・無感地震を、さらに追記して示す。


◎2023/01/30 12:30頃~17時前:大型テレビ2台で画像乱れ


→2023/01/30 18:49:千葉県東方沖、M3.3

→2023/01/30 18:49:千葉県東方沖、M2.9


◎2023/01/30 22:31:ナマジー電磁警告


→2023/01/31 04:05:宮城県沖、M4.3、最大震度2、324km


◎2023/01/31 22時台:ばけたんが4回集中して点滅


→2023/01/31 23:46:東京都23区、M2.5


◎2023/02/01 08:08:寝室のテレビのNHK教育テレビで画像乱れ


→2023/02/01 11:22:千葉県東方沖、M2.5

→2023/02/01 11:26:埼玉県南部、M2.2


◎2023/02/01 16:50:左耳で耳圧と共にポー音の耳鳴り10秒間ほど


→2023/02/02 04:40:神奈川県東部、M2.1、無感

→2023/02/02 08:11:埼玉県南部、M3.0、無感

→2023/02/02 09:18:宮城県沖、M4.3、無感


◎2023/02/02 10:00頃~:寝室の大型テレビと7インチテレビのNHK教育テレビで画像乱れ


→2023/02/02 10:17:東京都多摩東部、M2.0、無感


◎2023/02/02 16:15~:7インチテレビのNHK教育テレビで画像乱れ


→2023/02/02 18:41:東京都23区、M2.0、無感


昨日の記事で掲載した1/30~2/1の震源のマップは下記の通り。



今日2/2の震源のマップは下記の通り。



■まだ前兆あり

だが、これで終わりかというと、そうでもなさそうだ。

というのも、21:00現在でも右耳で強いセミ鳴きの耳鳴りが続いているためだ。

現在のように強い耳鳴りが続いているままで眠りにつくと、朝起きたときに真っ先に考えるのは、予測している地震が起きたかどうか。

だが、まだ強い耳鳴りが続いている場合は、まだ起きていなさそうだと、地震情報を見る前にわかる。


また、7インチのテレビ画像乱れも夕方の帰宅時以降にまだ続いている。


ラドン濃度も、一昨日からかなり上下しているのに関東で対応する(有感)地震が起きていないという異例の事態となっている。



長く大気ラドン濃度を観測してきて、降雨時以外にこのようなことが起きるのは滅多になかった。

14まで下降してきて、最低値まで下降する前に関東で地震が起きることも多い。


それだけ、ラドン濃度というのは地震前兆現象の観測にとって有益なものなのだ。

未だに気象庁がラドン濃度で「地震予報」を開始しないのが残念でならない。



※今のうちお勉強。

令和5年3月15日締め切り分を買うことが大事。







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ノンフィクションライター、地震前兆研究家、超常現象研究家、ブロガーの百瀬直也が地震・災害などを扱うWebサイト/ブログ。

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