昨夜は釧路沖でM6.0、最大震度5強の地震が起きたが、太陽でMフレアの連続に加えて「プロトン粒子フラックス」が発生し、この組み合わせは3.11の前にも見られたもので、トルコ・シリア地震の後で地震連鎖の可能性がある中で、更に地震に注意が必要な要因が揃ってきた。
■釧路沖M6.0
まず、昨夜発生した釧路沖の地震は、当初の発表ではM6.1だったがM6.0に修正されたようだ。
2023/02/25 22:27:釧路沖、M6.0、最大震度5弱、深さ60km
明日、気象庁の震度データベースに取り込まれる際にM6.0に修正されるのだろう。
■太陽フレア+プロトン現象
最近の大規模の太陽フレアは以下の通り。
最新では、2/25 18:40(日本時間2/26 03:40)にM6.4のMクラスでは大きめのフレアが発生した。
加えて、私のサイトの『リアルタイム地震前兆データ』のページに掲載しているプロトン現象を見ると、世界標準時の昨夜から値が急上昇している。
そして、NICT(国立研究開発法人・情報通信研究機構)の「宇宙天気予報」サイトでは臨時速報として、「太陽プロトン速報」が発震された。
その内容は以下の通り。
臨時情報2023年2月26日
プロトン現象に関する臨時情報(2023年02月26日 06時50分JST)
GOES衛星の観測によると、静止軌道の10MeV以上のプロトン粒子フラックスは2月25日20時30分UT頃から上昇を始め、25日21時10分UTに10PFUを超えてプロトン現象が発生し、現在も継続中です。
この現象は、活動領域3229で25日19時44分UTに発生したM6.3/3NのLDEフレアに伴うものです。
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■プロトン粒子フラックス
太陽フレアなどに伴い発生した高エネルギーのプロトンが地球近傍で観測されることを「プロトン粒子フラックス」という。
問題は、大規模の太陽フレアとプロトン粒子フラックスの組み合わせがある時に、世界で大地震が発生することが良く見られることだ。
これは、たとえば12年前の下記の時期にも連続して発生していた。
2011/03/08~11:「10MeV以上のプロトン粒子フラックスが1.1e+01PFUを超えた」
そして、4日間続いた日に、東北地方太平洋沖地震(M9.0、最大震度7)が発生した。
もちろん、今回も3.11クラスの巨大地震が起きると言っているのではない。
また、太陽フレアやプロトン現象が必ず地球上の大地震に結び付くというものでもない。
あくまでも、過去事例から、こうした現象が大規模な地震の「トリガー」となった可能性があるケースがあるということだ。
現実に昨夜は釧路沖M6.0の他に、パプアニューギニアでM6.2などトルコの地震の影響が環太平洋に及び始めている可能性があるため、やはりしばらくは注意した方が良いだろう。
■今日の前兆現象
まず、これは体感かどうか微妙だが、一昨日から夕方に異様な眠気に襲われている。
深夜に目覚めて眠れなくなることがあり、睡眠時間が足りないせいが全てか、それとも眠気体感もあるのか、判断が難しい。
耳鳴りも、気が付けばセミ鳴きが強めに続いている。
イオノグラムも、国分寺のデータが不気味だが、近場で複数の小規模の地震でもこうなるかもしれない。
沖縄の方でも地震がありそうだ。
2/23の強烈な頭痛体感から2/26~27に関東圏での地震を予測しているが、まだ対応する地震は起きていない。
ラドン濃度は朝の20をピークに21時現在18まで下降してきたが、この程度の変化ではそう大きな地震とは限らないが、遠めの大規模な地震では、こういうパターンもある。
※家具の転倒防止グッズは、突っ張り棒などよりもこのような製品の方がシュアーなことが多いのではないか。
特に寝室に高い家具を置かざるを得ない場合は、命を守るために多重的な方法で転倒防止対策をする必要がある。