昨日2023/02/05 11時頃に、キンセンカが久しぶり開花していたが、その数時間後に32kmの近場の埼玉県南部でM3.5の地震が起きた。
キンセンカの開花が地震前兆である可能性は昨年から観察してきたが、これもそうだったのか。
■キンセンカ開花
この記事は、先ほどInstagramのサブアカの投稿したものを加筆する。
【地震前兆】昨日2023/02/05 11時頃、キンセンカが久しぶり開花していた。
大きく開いていたのは5輪位。
キンセンカは、一旦開花しても夜間に花が閉じて、翌朝以降に再度花開く習性がある。
■埼玉県南部M3.5
その後、昨日の記事で書いたように、02/05 16:13、埼玉県南部でM3.5、最大震度1の地震が起きた。
ここ小平市から震源までは32kmの近場だった。
■過去の開花→地震の例
私はオジギソウやネムノキ系の夜間に葉が閉じる植物の地震前兆の可能性を研究している。
そして発見した(と思っている)のは、これらの植物が一斉開花した後も関東圏で地震が起きることがあるということ。
このような夜間に葉が閉じる植物のほかに、キンセンカやリンドウのように開花の後で夜間に花が閉じる性質がある植物も、地震前兆で開花する可能性があるのではないかと考えるようになった。
以下に、まだ観察事例は少ないが、そうではないかと思われるケースを示す。
◎キンセンカ(カレンジュラ)開花
開花期:周年(1年中) 主に12月~5月
・百瀬の発見(仮説・観測中):
・地震発生前に数輪開花する。
・2022/11/25 12:30:1輪開花
→2022/11/25 15:54:茨城県沖、M3.4、最大震度1、170km
・2022/12/08 09:00:全4輪
→2023/01/08 10:16:福島県沖、M4.7、最大震度2、220km
→2023/01/08 13:16:茨城県沖、M3.5、震度2、176km
・2022/12/09 10:00:全6輪
→2022/12/09 17:33:茨城県北部、M3.8、最大震度1、138km
→2022/12/10 06:37:東京都23区、M4.0、最大震度2、24km
→2022/12/10 12:21:新島・神津島近海、M4.0、最大震度2、138km
・2023/01/06頃:全6輪位
→2023/01/06 05:22:千葉県北東部、M3.0、最大震度1、92km
・2023/01/13 13:20:全3輪
→2023/01/13 03:58:茨城県沖、M3.4、最大震度2、130km
・2023/01/15 09:55:全3輪
→2023/01/15 20:50:茨城県南部、M3.0、最大震度1、70km
・2023/02/05 11:15頃:全5輪位
→2023/02/05 09:03:八丈島東方沖、M5.8、無感、深さ10km、400km
→2023/02/05 16:13:埼玉県南部、M3.5、最大震度1、深さ80km、32km
シロバナネムノキのように、一斉に数十輪も開花することはなく、一度に数輪だが、過去にこのようなケースがあった。
絶対地震前兆だと決めつけるわけではないが、寒さに強い植物であり、今後も観察を続けることにしたい。
※1月発行の拙著Kindle本。
植物の地震前兆例も紹介している。