1/9に大阪湾の淀川河口付近に迷い込んだマッコウクジラが、今日亡くなっていることがわかった。
このようなクジラの事例が地震前兆だったケースが過去にあるかも見てみたい。
■淀ちゃん
1月9日に大阪湾の淀川の河口付近で見つかったクジラは、「淀ちゃん」という愛称で呼ばれていた。
だが、潮を吹くなどの動きがなく、今日1月13日、亡くなっていることが確認された。
今後の対応は、大阪市が検討しているとのこと。
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鯨類が、通常は入り込まない湾内に迷い込むようなことは、そう多くは起こらない。
地震との関連を決めつけるべきではないが、一つの可能性としては、地震前兆として発生する電磁波によって方向感覚が攪乱されるケースがある。
■類似のケース
今回と類似の事例としては、2021/08/08に大阪府泉大津市の大阪湾・淀川河口から3kmに、息絶えたクジラが漂流しているのが見つかった。
低い可能性としてだが、地震前兆だったとすれば、その後に起きた下記の地震がある。
2021/09/14 07:46:東海道南方沖、M6.0、最大震度3、深さ385km、遅延:37日後、距離310km
参考までに、この時は現在と同様にラニーニャ現象と黒潮大蛇行が発生中だった。
ちなみに、黒潮大蛇行の発生中は渦の中でM6クラスの地震は起こり得ないが、この地震のような深発地震ならばあり得る。
2020/10/30には、茨城県ひたちなか市の常陸那珂港の北東約M6.5km沖の海上に、息絶えたニタリクジラが浮遊していたのが見つかった。
その44日後の2020/11/22 19:05に茨城県沖、M5.7、最大震度5弱の地震が起きていた。
より最近の事例としては、2022/08/29に小田原市石橋漁港近くの海岸に息絶えたアカボウクジラの個体が打ち上げられたケースがある。
だが、この時には、これが前兆だったというような地震は起きていなかった。
今年に入って様々な宏観異常現象としての動物の出現などが相次いでいるが、念のため2月末頃までは主に太平洋側で地震に注意した方が良いかもしれない。
※うちは物が多すぎて動画撮影で絵にならないので、YouTube用などに背景用のスクリーンを買った。
クリップ付きだが、何もないところに立てるにはポール付きのものが必要となる。