1/25に小笠原諸島・西之島で噴火が起きたが、火山活動が活発化していて、過去データの解析ではその後に関東圏など北方で大きな地震が続くことがあり注意が必要だ。
■西之島が噴火
2023/01/15、小笠原諸島・西之島で噴火が発生した。
規模は小規模だが、火山活動が活発な状態にあるという。
【20230125-西之島噴火1.jpg】
海上保安庁によると、噴煙は髙さ900mに達しているという。
東京工業大火山流体研究センターの野上健治教授は「再び活発化に転じた可能性が高い」と語る。
■噴火→地震連鎖
以前から書いているように、小笠原諸島のこのあたりの火山が噴火すると、その後に北方の関東圏あたりで大きめの地震が続くことがある。
以下に、この10年間ほどで西之島が噴火した後で1~2ヶ月以内に主に関東圏でM5クラス以上の地震が起きた例を示す。
◎2013/11/20:噴火~新島出現
→2013/12/03 18:16:茨城県沖、M5.5、最大震度3
→2013/12/10 05:36:茨城県沖、M5.0、最大震度2
→2013/12/10 05:36:茨城県沖、M5.0、最大震度2
→2013/12/10 10:27:硫黄島近海、M5.6、最大震度1
→2013/12/14 13:06:千葉県東方沖、M5.5、最大震度4
→2013/12/18 21:54:鳥島近海、M5.3、最大震度1
→2013/12/21 01:10:茨城県南部、M5.2、最大震度4
→2013/12/21 10:34:千葉県東方沖、M5.5、最大震度4
→2013/12/23 15:57:関東東方沖、M5.9、最大震度1
◎2017/04/20:噴火
→2017/06/05 03:45:硫黄島近海、M5.2、最大震度1
→2017/06/17 04:05:小笠原諸島西方沖、M5.3、最大震度1
◎2018/07/12:噴火
→2018/09/02 00:43:小笠原諸島西方沖、M5.6、最大震度2
→2018/09/05 05:11:茨城県沖、M5.5、最大震度4
→2018/09/06 03:07:北海道胆振東部地震、M6.7、最大震度7、犠牲者42人
◎2019/12/05:噴火
→2019/12/30 13:11:父島近海、M5.1、最大震度1
→2020/01/03 03:23:千葉県東方沖、M5.8、最大震度4
→2020/01/05 11:10:硫黄島近海、M5.8、最大震度1
◎2020/07/20:噴火
→2020/08/06 02:54:茨城県沖、M5.6、最大震度3
→2020/08/07 00:34:三重県南東沖、M5.3、最大震度2
→2020/09/07 06:33:茨城県沖、M5.2、最大震度3
◎2021/08/14:噴火
→2021/09/14:東海道南方沖、M6.0、最大震度3
→2021/08/24:茨城県沖、M5.1、最大震度3
→2021/10/07 22:41:千葉県北西部地震、M5.9、最大震度5強
■地震連鎖に注意
2013年11月の西之島新島出現の際には、さすがに非常に活発な火山活動が続いたと考えられ、短期間に関東圏で地震が多発していた。
このような傾向は、西之島が富士火山帯上にあることによって、この火山帯の周辺で地震活動も誘発されるのかもしれない。
このため、1~2ヶ月くらいは関東周辺などで注意が必要だろう。
秋田県の明菜さんと私が共同で発行しているnoteマガジン『明菜の夢見るマガジン』でも、このあたりを示唆する明菜さんの夢などがあり、それが現実に起きているので、読者の方は見直してみてください。
■地震前兆
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