自説では気象現象や大地震の発生には海洋現象が大きく関わっていることから、過去の平均気温やラニーニャ現象などの海洋現象から、今年の気象と地震を予測してみる。
■今年の気象
まず、日本の気象に大きく影響を与えるラニーニャ現象の状況について。
気象庁の最新の予測によると、ラニーニャ現象は1月に終息する確率は50%だが、2月には80%と、終息に向かうだろうという。
では、ラニーニャ現象が終わると世界や日本の気候にどのような影響が出るのか。
一般にラニーニャが終息すると、太平洋赤道域(特に西側)の海水温は上昇し始める。
『WIRED』の2022/12/27の記事によると、そうなると2023年は「観測史上最高気温になることはほぼ間違いない」という。
『ラニーニャ現象が消え、観測史上最高気温を更新する──特集「THE WORLD IN 2023』
■ドカ雪リスク
では日本ではどのような影響が出てくるかというと、気象予報士の常盤勝美氏によると、まず冬には「日本海側だけでなく太平洋側でも、ちょっとしたドカ雪のリスクが高まっている」という。
更に「雪に慣れた北海道でも、物流がマヒするほどのドカ雪に見舞われることがある」と語る。
また、今後の夏の傾向として「40℃超えの気温が、それほど珍しくなくなっている」という。
そして、「10月初旬までは、常に残暑の可能性を考慮」することが重要になるそうだ。
夏は猛暑で冬はドカ雪と、今後は異常気象が普通の状態のようになっていくようだ。
『太平洋側でもドカ雪のリスクが高まる理由!2022年の天候トピックス総まとめ』
■豪雪の防災
この冬は日本海側などで大雪の被害に見舞われている。
そもそも日本海側の大雪などは、ラニーニャ現象などで予め予測できたことだろう。
そのために事前準備をしておけば、被害を最低限に抑えることができるはずだ。
また、秋田県の明菜さんのnote『明菜の夢見るマガジン』では、やはり自分の地元に大いに関係する情報を夢で見ることが多いようだ。
実際の夢などの内容は、ここでは一切書けず、noteの『明菜の夢見るマガジン』を見てもらうしかないが。
■地震の影響は?
これからラニーニャ現象が終わり、黒潮大蛇行は少なくとも冬の終わりまで続く予測となっている。
この条件が比較的類似しているのは、2019年だった。
この年の地震を規模ごとに集計すると、以下のようになる。
◎2019/01/01~12/31
ラニーニャ:なし
黒潮大蛇行:01月~12月
・M4.0以上:0380回
・M5.0以上:0070回
・M6.0以上:0015回
・M7.0以上:0000回
06/18:山形県沖地震、M6.7、最大震度6強。
上記のように、特記すべき被害地震としては、山形県沖地震があった。
他の年と比べて、かなり地震の数が少ない年だったと言える。
このことは、少なくとも西日本の太平洋側の地震については、海洋現象の状況が地震が少なくなることに対して影響があったかもしれない。
もっとも、地震の多い少ないは海洋現象だけによって決まるものではないが。
海洋現象の影響に関してだけいえば、今年も大きな地震が少なくなる傾向があるのかもしれない。
今後は、その他の気象現象の影響などの要因を加えて、別観点からも検討することにしたい。
※自分的には健康維持のための「常識」で、どんな料理にでも結構な量を振りかける。