1/21に台湾・台東県の港でイルカ200~300頭の大群が出現したというニュースがあり、また別に珍しいシロイルカが泳ぐ姿も目撃されたというが、過去に台湾付近でイルカの地震前兆例があったかどうかも調べてみた。
■イルカ
台湾・台東県で、1月21日午前9時10分、イルカの大群が港で泳いでいるという報告が入った。
他の漁師もイルカの群れを見て、約200〜300頭いると指摘した。
1/21はちょうど台湾の春節前日の「大晦日」であり、このことを台湾のメディアは「吉凶」と紹介している。
■シロイルカも
これとは別に、別の台湾のニュース記事が報道しているのは、ピンクと白の模様のイルカが台湾東部・花蓮県に出現したというもの。
シロイルカ(ベルーガ)というのだろうか。
そうだとすれば、日本では限られた水族館でしか見られないようだ。
下記YouTube動画では、その白いイルカが泳ぐ映像が見られる。
だが、生息域は北極域からオホーツク海あたりまでで、台湾まで南下することはあまり考えられない。
これも、今起きている海水温の異常によるレアケースなのだろうか。
■地震前兆は?
台湾付近の魚類の地震前兆かもしれない事象としては、いわゆる地震魚(リュウグウノツカイ)が非常に多い。
だが、私が収集したするデータベースでは、台湾周辺でのイルカのケースは全くない。
リュウグウノツカイの出現事例としては、2016/04/28に台湾南西部の定置網に2頭かかったというのがある。
その33日後に、台湾北東沖でM6.4の地震が起きたが、出現地点から震源までの距離は386kmで、規模にしては地震前兆としてあり得るかもしれない。
今年に入って日本周辺でレアケースの海洋生物の出現が続いていて、安直に地震前兆とは決めつけられず、海水温の変化なども注視する必要があるだろう。
※今回は今からオーダーでは遅いだろうが、地震や豪雪などで停電発生時に活躍する。
意外に小さいようだ。