今朝、九州地方南東沖でM4.4の地震が起きたが、過去には関東大震災、昭和南海地震の他に特に西日本で大地震が起きた例が多数あるため、注意が必要な震源域のようだ。
■九州地方南東沖
地震の詳細は以下の通り。
昨日の記事で書いたように、スメル山が噴火すると、その後に特に西日本で大地震が続くケースが過去に多かった。
以下に、その例を調べてみた。
■九州地方南東沖に続いた大地震
過去1919年以降に九州地方南東沖で起きたM4.0以上の地震は、48回だけと、そう多くはない。
平均して2年に1度の割合で、最後に起きたのは2017/12/20のM5.2だった。
以下に、九州地方南東沖でM4.0以上の地震が起きてから1ヶ月以内くらいに主に西日本で大きな地震が続いた例を示す。
※行末は震源の深さ
1923/07/13 20:13:九州地方南東沖、M7.3、最大震度4、73km
1923/09/01 11:58:大正関東地震、M7.9、最大震度6、犠牲者・行方不明者10万5385人
この地震だけはM7クラスで、他はM6.0以上の地震はない。
1946/05/01 19:12:日向灘、M5.2、最大震度3、22km
1946/05/25 20:41:九州地方南東沖、M5.5、最大震度1、72km
1946/10/29:インドネシア・スメル山噴火。
1946/12/21 :昭和南海地震、M8.0、最大震度5、犠牲者・行方不明者1443人、津波
この時だけは、九州地方南東沖→スメル山噴火と続いた後で南海トラフ巨大地震が起きた例となった。
1948/05/09 12:35:九州地方南東沖、M4.5、最大震度1、9km
1948/05/09 15:23:日向灘、M4.8、最大震度1、24km
1948/06/15:紀伊水道、M6.7、最大震度4、犠牲者2人
1948/06/28:福井地震、M7.1、最大震度6、犠牲者・行方不明者3769人
同日に九州地方南東沖と日向灘でM4クラスの地震が起きて、その後に西日本で大地震が続いた。
1966/03/06 03:41:九州地方南東沖、M4.8、最大震度1、14km
1966/03/13:与那国島近海、M7.3、最大震度5、犠牲者2人
1968/09/07 04:22:九州地方南東沖、M5.4、最大震度4、11km
1968/09/28 19:48:日向灘、M5.3、最大震度4、17km
1968/10/08:小笠原諸島西方沖、M7.3、最大震度3
九州地方南東沖→日向灘と続いた後で小笠原諸島で大きな地震が起きた。
1993/09/27 13:43:九州地方南東沖、M5.4、最大震度2、66km
1993/10/12:東海道南方沖、M6.9、最大震度4、犠牲者1人
2001/02/10 06:37:九州地方南東沖、M4.2、最大震度1、39km
2001/03/06 15:43:日向灘、M4.2、最大震度1、26km
2001/03/09 03:43:日向灘、M4.2、最大震度2、40km
2001/03/09 03:46:日向灘、M4.0、最大震度1、39km
2001/03/24:芸予地震、M6.7、最大震度6弱、51km、犠牲者2人
2014/11/19 23:34:九州地方南東沖、M4.7、最大震度2、38km
2014/11/22 :長野県北部、M6.7、最大震度6弱
2015/10/20 06:44:九州地方南東沖、M4.5、最大震度2、35km
2015/11/04:日向灘、M4.0、最大震度3、36km
2015/11/14:薩摩半島西方沖、M7.1、最大震度4、津波30cm
この時も九州地方南東沖→日向灘と続いた後で九州南部で大きな地震が起きた。
■要注意エリア
気象庁が分割した震源域の中には、あまり頻繁に地震が起きないが、一旦起きると周囲で大きな地震が続くことが多いところがあり、ここもその一つのようだ。
特に、ここはフィリピン海プレート沈み込みの南海トラフ巨大地震の想定震源域と隣接したエリアであるため、関係がないとは言い切れないだろう。
あくまでも低い可能性だが、スメル山噴火→南九州南東沖と続いて、西日本で大き目の地震が起きる要因が重なったため、やはり当分は注意した方が良いだろう。
■夢求三昧ブログ
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