12/21:1946年の昭和南海地震から今日で76年になるが、次の南海トラフ巨大地震は「いつ頃」起きるのかということがまるでメディアタブーになっているかのように大手メディアが話題にしない中で、『南海地震は予知できる』の紹介とともに、今すぐ起きる可能性があるかどうかも考えてみる。
■南海地震
今日12/21は、76年前の1946年に昭和南海地震が起きた日で、関連の報道が目立つ。
だが、問題は「いつ起きるか?」についてメディアも地震学者も口を閉ざしているかのように思われること。
だが私は独自の研究により、「この期間は起きない」「この期間は起きる可能性がある」ということは、ある程度いえるようになってきた。
昭和南海地震は、1946/12/21に発生した。
その2年前には、昭和東南海地震も起きていた。
地震の日時と被害状況などは以下の通り。
1944/12/07 13:35:昭和東南海地震、M7.9、津波、犠牲者・行方不明者1,223人。
■『南海地震は予知できる』
2009/11/01に出版された『南海地震は予知できる―地震が残した証拠品』は、中村不二夫氏の著書。
この本については、2014年のブログ記事を先月再掲して紹介している。
少なくとも南海トラフ巨大地震の被害が想定されている地域に住む方々には必読の本なので、下記の記事を読んでいただきたい。
著者の中村不二夫氏は、送迎ドライバーの仕事は引退されて、現在は下記のWebサイトを運営されている。
『南海地震は予知できる 中村不二夫 高知県土佐市宇佐町』
(「保護されていない通信」となるので注意)
このサイトがSSL化されていないのは問題で、関係者の方が見ていられたら、蒼穹の対応をお願いしたい。
■南海トラフはいつ?
問題は、次の南海トラフ巨大地震がいつ起きるかだろう。
自説では、黒潮大蛇行が発生中は南海トラフで巨大地震が発生する可能性は非常に低い。
では、黒潮大蛇行はいつ頃終息するのか。
そのことについて最も信頼がおけるのが、JAMSTECの『黒潮親潮ウォッチ』が毎週発表する「黒潮長期予測」だ。
その最新号がちょうど今日発表された。
この記事の要約を見ると、「黒潮大蛇行は継続すると予測しています」となっている。
■当分大丈夫そう?
この号の02/24の予測を見ると、これが実際にそうなれば、たしかに大蛇行は当分は終息しそうにないと思わせる状況となる。
もし、来週号の長期予測が同様の内容となれば、3月上旬までの長期予測で黒潮大蛇行の終息の可能性がないことになり、南海トラフ巨大地震は、しばらくは起きないだろうということになる。
というのも、過去の南海トラフ巨大地震はすべて7月~2月に起きているため、自説では少なくとも来年前半は起きる可能性が低いということだ。
※中村氏の著書は自費出版本で再版は望めず、古書がもう手が出ない価格だが、代わりにはならないけれど、自著Kindle本『南海トラフ巨大地震はいつ起きるか?: 大地震は海洋現象で予測できる【3】』もありますということで。