今朝は青森県東方沖でM5.0、最大震度3の地震が発生して、11/14の三重県南東沖M6.4の異常震域を伴う地震から予測していた地震かどうかを検討する。
■規模の訂正
まず、昨日も書いたが、11/14の三重県南東沖の深発地震は、規模が当初のM6.1からM6.4に修正された。
修正されても、気象庁サイトの「地震情報」や他社のtenki.jpなどの地震情報は修正されないようだ。
このような気象庁が行った修正は、気象庁の「震度データベース検索」のみで変更が反映されるようになっているらしい。
■異常震域の法則
この三重県南東沖の深発地震で、異常震域を伴う地震となったため、いつものように地震予測をしてみた。
そして、11/16の記事で書いたように、下記の図の通りに予測した。
今回は、最遠の異常震域の地点からかなり離れた小笠原諸島の方でも有感地震となったので、イレギュラーになるが、小笠原村母島から半径300kmのエリアも予測対象とした。
■予測範囲外
そして今朝、メインの予測エリアの付近の青森県東方沖でM5.0の地震が起きた。
予想エリア内で11/28までにM5.0以上の地震が起きれば、予想通りとなる。
だが震源が微妙なので、正確な距離を測ってみた。
すると、半径300kmの範囲から60kmほど外に出ていたので、対象外とする。
こういうことは一応の決め事だが、「ちょっと外れちゃったけど甘く見てね」などとやっていると、信頼性を失っていくので、予測対象外とする。
■最新の地殻変動は?
…と、ここで終わることもできるが、念のため、例の国土地理院の地殻変動情報表示サイトの最新情報を見てみる。
いつも書いているように、自サイトの『リアルタイム地震前兆データ』からもリンクを張っている。
すると、知床半島の羅臼町あたりで沈降が起きているようだ。
10/29までの2週間の平均値であり、最新のデータではないが、念のため示しておく。