11/08の皆既月食は、結局ネパールの被害地震やフィジー諸島M7.0、そして茨城県南部M5.0の地震が起きたが、月食トリガーは今週末までは続きまだ注意が必要だ。
noteで、大地震・火山噴火の多くはスーパームーン・日食・月食の前後に起きることを示すためにデータ集の有料noteを発行したが、その際の研究でわかったことの一部を紹介する。
■SM・日食・月食
昨年2021/04/28に、note『地震予知マガジン』に収めた有料ノート「【研究】大地震・火山噴火はスーパームーン・日食・月食の時に最も起きやすい~データ多数あり」を発行した。
ここでは、満月・新月・スーパームーン(以降SM)・日食・月食という天文現象の前後に発生した世界の大地震・火山噴火などのデータを収録している。
日食・月食などの天文データは、起源5世紀~2035年くらいのデータを使用している。
また、ここに収めた400件以上の膨大な地震・噴火データを集計して、SM・日食・月食の5日前~7日後に起きた地震・噴火の件数がわかった。
■月食の前後の大地震
有料記事のため結果の全ては明かせないが、いつ頃に多いかを順位を付けた結果を以下に示す。
1位:3日前
2位:1日後
3位:1日前
4位:3日前
茨城県南部M5.0とフィジー諸島M7.0の地震が起きる前日の皆既月食の日11/08の記事で、過去に月食の前後にM7.0以上の地震が起きた例を示した。
この時は別データを用いていたが、月食の2日前~2日後に大きな地震が起きることが多い傾向があると書いた。
上記の集計も別データだが、同じような傾向が現れている。
昨日の茨城県沖M5.0とフィジー諸島M7.0は、過去には2位と多いケースと同様のタイムラグがあったことになる。
note『地震予知マガジン』は下記のところにある。
このマガジンは、まだ所収記事数は少ないが、どれも自分の研究のキモとなる研究結果を収めている。
また、前述のSM・日食・月食のデータ集と研究結果は下記のところにあり、記事単体でも購入できる。
■次の要注意時期
上記の有料noteの内容から、これだけは書いておくが、年内は日食・月食はないものの、12/23はSMとなり、要注意のクリスマス・年末年始となりそうだ。
まだ月食トリガー期間内ということで、直近では11/14あたりも可能性として大きな地震のトリガーとなりそうな配置ができる。
それから、今日の2本目の記事で、ラドン濃度が急下降して要注意と書いたが、今日中くらいに該当する地震が起きない場合は、ラドン濃度の上昇下降をちょっと読み違えたかもしれない。
※占星学は批判的な視点を失わないように学習していた時期があったが、石川源晃氏には若い頃にお会いしていた。
占星学者であり発明家でもあった技術士で、だいぶ前に故人となっていたとは知らなかった。