11/11に富山湾沖で捕獲された深海魚リュウグウノツカイは、その3日後に石川県能登地方で起きた最大震度4の地震の前兆だったという報道があるので、検討してみるとともに、富山県と石川県付近のリュウグウノツカイ出現が地震前兆だった可能性がある事例を洗い出して傾向を探ってみたい。
■リュウグウノツカイ出現
11/11のリュウグウノツカイ出現は、下記の11/11の記事で紹介した。
その3日後に、下記の地震が起きていた。
2022/11/14 22:27:石川県能登地方、M4.2、最大震度4
下記マップの通りで、2地点間の距離は約83kmだった。
3日という短い遅延と地震の規模・距離を考慮して総合的に判断すると、地震前兆だった可能性は高いと思われる。
昔から、このような深海魚の出現は「大地震」の前触れだとされるが、私のこれまでのデータ収集と解析では、決してそうではない。
このように、M4クラスでも、タイムラグが短く距離が近ければ、動物異常行動としての前兆現象となり得るようなのだ。
■『アサ芸プラス』
今回の出現事例は、昨日11/16の『アサ芸プラス』の記事で紹介されている。
ここでコメントを求められた「オカルトライター」氏(『週刊アサヒ芸能』さんから取材を受けたことは何度かあるが、これは私ではない)が、2009年末から2010年2月に日本海で出現が多発して、その1年程あとに東日本大震災が発生したとしている。
私の研究スタンスでは、そこまで長いタイムラグを許してしまうと、それだけ一般的に説得力が乏しくなるということから、前兆現象の種類にもよるが、より短い期間のケースだけを対象としている。
■富山と石川の事例
では、能登半島の富山県と石川県付近で過去にリュウグウノツカイが出現した後で、対応すると思われる地震が起きた例はどれだけあっただろうか。
私がこれまで収集したデータでは、15例ほどがある。
そのうち、下記の表のように8例ほどが地震前兆だった可能性があると考えている。
このうち、最も古い2009年の事例では、9日後に日本海中部地震(M6.1)が起きたが、640kmという距離があるために、可能性としては低い部類に入る。
また、たとえば2019/02/19の長野県北部M4.7、最大震度3の地震のように震源が内陸の場合でも前兆となり得ると、あくまでも可能性だが考えてデータに含めている。
いつも私が書いているように、1月~2月頃の冬季に日本海でリュウグウノツカイなどの深海魚が出現しても、ああまたかと多忙の時には最初からスルーすることもある。
それだけ過去の経験から、地震と結びつく例が少ないということだ。
では、なぜ出現が多発するのかというと、はっきりとはいえないが、一つには対馬暖流の状況に関係があるのではないかという説がある。
今後の課題としたい。
このブログの記事は、今日はこれで終わりにするかどうか未定だが、今朝書いた強い耳鳴りは、まだ続いていて、まだ関東で対応する地震が起きていない。
いま耳鳴りに集中してみると、夜になってもっと強くなっているかもしれない。
頭痛体感では明日11/18までを予測期間としていて、関東圏はまだ注意を。
※毎日愛飲している掛川の深蒸し茶、がん予防効果がどれだけ期待できるかは、こちらの「食健三昧ブログ」の記事で書いている。