昨日、ハワイの世界最大の活火山であるマウナ・ロア火山が38年ぶりに噴火したが、過去の噴火歴を見るとその後に環太平洋上の日本周辺に地震活動が連鎖する傾向があるので、注意が必要となる。
■マウナロア
マウナロア火山(Mauna Loa)は、米国ハワイ州のハワイ島にあり、世界最大の活火山とされている。
昨日2022/11/28 09:30UTC(現地時間23:30)に、マウナロア火山が38年ぶりに噴火した。
監視カメラの画像では火口から噴出したマグマの溶岩流がみられ、気象衛星GOESからの観測では噴煙は高度1万2000mに達している。
火山の麓には住宅地があるが、現在ではまだ危険はなく避難命令は出ていない。
下記のYouTubeニュースに噴火直後の映像が見られる。
■過去の噴火
マウナロアは大災害級の噴火を起こしている。
以下は過去100年間で起きな主な噴火で、その後に日本で起きた地震・噴火を示す。
◎1926/04/10
1926/04/12新月-2
複数の町が壊滅
1926/04/12 08:32UTC:ソロモン諸島、M7.3
1926/04/18 15:43:神奈川県東部、M5.2、最大震度3
1926/05/24:十勝岳大噴火、VEI3、犠牲者144人
◎1950/06/01
1950/05/31スーパームーン満月+1
複数の町が壊滅
1950/06/18 07:37:茨城県沖、M5.8、最大震度3
1950/06/28 00:41:北海道南西沖、M6.1、最大震度3
◎1984/03/24~04/15
1984/03/17スーパームーン+7
1984/03/24 18:43:択捉島南東沖、M6.8、最大震度2
1984/04/06 10:09:静岡県中部、M5.3、最大震度2
このように、3回の噴火のうち2回がスーパームーンの後で起きていた。
■天体配置
月齢だけでなく、噴火時の天体配置でも特徴的なことがある。
◎1926/04/10 大噴火
◎1950/06/01 大噴火
◎2022/11/28 噴火
このように、まるで図ったかのように「メディエイション」と「Tスクエア」が両方できていた。
私は長年の研究から、3つの天体が「メディエイション」(調停)と呼ばれる直角三角形を形作る時に大地震が起きることが多いことを発見した。
そして最近は、これに3つの天体が「Tスクエア」という二等辺三角形を形作ることが重なることが非常に多いことも発見した。
ちなみに、Tスクエアが180度の両側にできると「グランドクロス」となり、メディエイションが180度の両側にできると「カイト」(西洋凧型)ができる。
■地震連鎖
発見はこれだけではない。
今日、また新たな発見をしてしまったかもしれない。
環太平洋リング・オブ・ファイアのど真ん中にあるマウナロアが噴火すると、ある傾向が見られることがわかったのだ。
下記のマップは、マウナロア火山の噴火後1ヶ月くらいで環太平洋で起きたM6.0以上の地震を示す。
◎1926/04/10 大噴火
◎1950/06/01 大噴火
◎1984/03/24 噴火
わかるだろうか。
噴火後1ヶ月くらいで、環太平洋の西方向から南西方向のエリアで大地震が続く傾向があるようなのだ。
ということは、つまり日本もこれから要注意ということになる。
たまたま3回とも、そうなったのかもしれないが、そうではないとすれば。
そして、今年いっぱい他に要注意な要素があるかというと、ある。
12/23の満月がスーパームーンとなることだ。
■今日の前兆現象
今日はこの記事で終わりとすると思うが、今日中に書くべきことを。
昨日の柿岡の小磁気嵐に対応する地震が、まだ起きていないようだ。
そして、昨夜から続いている強いセミ鳴きの耳鳴りが、ますます強くなってきた。
マウナロア噴火時にできていたメディエイションとTスクエアは、明日もまだ続くようだ。
関東だけでなく、全国的に地震に注意を。
■夢求三昧ブログ
◎相撲力士が短命なワケ~健康を犠牲にしてまで取り組むべき競技か?肥満と寿命
※Amazonブラックフライデー12/01まで。
防災ラジオ 手回し充電 ポータブルラジオ 懐中電灯 SOSアラーム USB充電式/乾電池 USB/SDカード対応 防災多機能ラジオ。
今ならば20%オフ。