昨日カムチャツカ半島のクリュチェフスカヤ山が噴火したが、この火山が噴火すると南方の日本から台湾あたりにかけて地震活動が活発化する傾向があり、3.11の前にも噴火していたので注意が必要だ。
■クリュチェフスカヤ山
昨日11/20にカムチャツカ半島のクリュチェフスカヤ山が噴火して、火山弾が放出された。
クリュチェフスカヤ山は、高さ4,750mを誇る世界最高峰の火山の1つの円錐形の火山だ。
最近も毎年のように噴火していて、2005年5月からは噴火が継続状態となり、2007年には火山灰を噴出させたほか、北西山麓に溶岩流を流下させている。
2010年10月28日にはシベルチ山と共に噴火し、2013年10月中旬にもシベルチ山とともに火山活動を活発化させ、18日には火山灰が1万メートルに達した。
また2015年1月5日、噴煙が6000mまで達し、北西山麓に溶岩流が流下した。
私の観察では、ちょうど北米プレートの地震活動が活発化し始めた時だった。
下記マップは、11/21 10:55時点の過去24時間の全ての規模の地震を示す。
カムチャツカ半島は、同じ北アメリカプレートで、細かい分類ではオホーツクプレート上にあるが、やはり連鎖が始まったようだ。
■地震連鎖
以下に、クリュチェフスカヤ山が噴火した後で南方の日本から南太平洋にかけて大規模な地震が連鎖した例を示す。
2010/10/28:シベルチ山と共に噴火
2010/11/30 12:24:小笠原諸島西方沖、M7.1、最大震度3
2010/12/22 02:19:父島近海、M7.8、最大震度4
2011/03/09 22:45:三陸沖、M7.3、最大震度5弱
2011/03/11 14:46:東北地方太平洋沖地震、M9.0、最大震度7
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2013/10/18:シベルチ山と共に噴火
2013/10/26:福島県沖、M7.1、最大震度4、深さ56km
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2015/01/05:噴煙6000m
2015/02/15 05:06:台湾南部東沖、M6.2、最大震度1
2015/02/17 08:06:三陸沖、M6.9、最大震度3
2015/02/27 13:45:インドネシア、M7.0
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2022/11/20:噴火、火山弾放出
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上記で、東北地方太平洋沖地震だけは4ヵ月半後で少し離れているが、参考までに示した。
他の例を見ても、三陸沖など東日本で大きな地震が続くことが多い。
今回も、11/25の新月を過ぎても12月の次の満月はスーパームーンとなるため、注意が必要だ。
■今日の前兆現象
今朝の植物は、9時にエバーフレッシュ1号2号とも葉が半閉じだった。
ハムスター運動量は、昨日5507回の多さで、今朝05:19福島県沖M4.3の前兆だったのか、または今後の地震か。
今朝は3600回だがまだ多い。
ラドン濃度は、降雨のため地震との関係は不確定要素が高いが、参考までに示すと、深夜02時台に最低値24となり11時時点で26まで上昇中。
※ああ、Amazonでもう古書が残り3冊。
『南海地震は予知できる』、最高価格は私でも買おうとは思わない値段。