6月下旬にシロバナネムノキを購入してから3ヵ月経って、地震の前に葉が閉じたり一斉開花したことが本当に地震前兆現象だったのかどうかを、過去データをまとめてみて検討してみたい。
■オザキフラワーパーク
昨年夏からオジギソウを育ててきて、この夏からはエバーフレッシュ(アカサヤネムノキ)も加えて、地震前兆現象の検証のために自宅で育ててきた。
だが、本来地震前兆現象の実験として最も知られたものは、ネムノキだ。
そこで、以前から自分も育ててみたいと思っていて、同じ西武新宿線沿線に多くの植物が揃っているというオザキフラワーパークへ行ってみることにした。
今年6/23に、家族3人で西武新宿線に乗って行ってみた。
ドアトゥードアで30分くらいで行ける。
ただし、武蔵関駅から徒歩12分くらいと結構歩くので、歩くのが嫌いなタイ人のサルちゃんにはヒンシュクを買っていた。
だが、都内最大級のガーデンセンターといわれ、年間通じて10万種類の植物を販売しているというから半端ではない。
植物を育てるのが大好きなサルちゃんは、店に着いた途端に機嫌が直って大喜び。
何か植物を探しに来て、ここで無いと言われたら諦めがつくみたいな。
■白いネムノキ?
「ネムノキありますか?」と店員に聞いたところ、連れて行かれたのが、かなり背が高い鉢植えが並んだ場所。
なにやら白い花が咲いている。
「ネムノキの花はピンク色ではなかったのか?」
そう思って札を見ると、「ネムノ木 白」とある。
まったく知識がないので、ネムノキとそう変わらないだろうと思って、買ってしまった。
2500円くらいだった。
1m弱あるものを細い入れ物に入れてもらい、電車に乗って帰る。
ところが、帰宅して調べてみると、この「シロバナネムノキ」はネムノキと似ているからそう呼ばれているが、実は種類が異なるマメ科カリアンドラ属だった。
この植物が「地震予知」するなど、海外を含めて誰も言っていない。
夜に開花することも、ネットで調べて初めて知った。
翌日から、地震前兆を示すかどうか全く未知数だが、念のため葉閉じや開花がある時には記録することにした。
オジギソウやエバーフレッシュ同様に、夜になると葉が閉じる。
夜に咲く花は、白か黄色が多いのは、夜行性の虫が見つけやすいためだ。
買った日の夕方、2輪ほどつぼみが開きかけて、このような形になった。
貞子の髪のようにダランと垂れているのは、前日より前に開花してしぼんだもの。
その夜19時すぎに再度見ると、開花していた。
翌朝しばらく経つと、ダランとしぼんでしまう。
■観察記録
以下に、観察記録と、その後に関東の近場で地震が発生した例の一部を示す。
※地震情報の行末は小平市からの距離。
・2022/07/24夜:2輪開花した。
→2022/07/25 07:17:静岡県東部、M3.5、最大震度3、100km
他に同震源で2時間くらいでM2.1~M2.7が4回。
・2022/07/27 09:30頃:葉が二分閉じ、1輪開花していた。
→2022/07/27 08:56:千葉県東方沖、M3.0、最大震度1、90km
・2022/07/27 17:00頃:3輪開花。
・2022/07/28 09:30、エバーフレッシュ、オジギソウ、シロバナが揃って葉が三分閉じ。
・2022/07/28 17:00:7輪開花。
→2022/07/29 04:52:八丈島東方沖、M5.3、震度1、300km
→2022/07/29 06:36:東京湾、M3.6、最大震度2、60km
→2022/07/29 08:03:茨城県北部 、M4.0 最大震度3、120km
・2022/07/29 08:30:オジギソウ・シロバナネムノキ三分閉じ
・2022/07/29 16:30:7輪開花
→2022/07/29 23:40:駿河湾、M4.2、震度1、158km
・2022/09/08 17:30:5輪開花
→2022/09/09 18:55:茨城県北部、M4.5、最大震度3、150km
→2022/09/09 23:03:茨城県北部、M3.0、最大震度1、150km
・2022/09/10 09:40頃:三分~五分閉じ。
・2022/09/10 17:00頃:15輪開花。
→2022/09/11 15:42:千葉県東方沖、M3.1、震度1、130km
→2022/09/11 15:49:茨城県沖、M3.7、震度1、170km
・2022/09/11 23:00:16輪開花
・2022/09/12 23:00:6輪開花。
・2022/09/13 17:00:10輪開花
・2022/09/14 23:00:14輪開花
・2022/09/15 22:00:1輪開花
→2022/09/16 19:00:東京湾、M2.5、最大震度1、54km
※ごく近場だったので連日の大量開花となった?
以上、対応するかもしれない地震は、開花後2日以内に起きたものを候補として挙げている。
この2日間というのは、この分野の先駆者である鳥山英雄博士のネムノキの研究から導き出されたものだ。
葉閉じの場合、三分閉じや半閉じは判断が難しいが、他のオジギソウなどと揃って見られた場合は注視することにしている。
一斉開花のケースは、オジギソウと比べて一晩にそう多く咲かないが、目安として5輪以上咲いた時には注意して観察する。
開花時期は11月頃までとされているので、もうそう長くはないが、なんとか冬越しするようなので、また来年以降も観測は続けられる。
■今日の前兆現象
今日も植物の前兆は特記すべきことはなく、朝の記事は書かなかった。
シロバナネムノキは、18:30時点で確認した限りでは4輪開花していたが、その後に増えるかもしれない。
4日ぶりの開花だった。
昨日のTECマップの観測は判断を誤ったようで、そう大きな地震は起きなかった。
すみませんでした。
昨日13:56に沖縄本島北西沖あたりでM4.6の無感地震が起きた程度で終わったようだ。
ただし、イオノグラムを見ると沖縄でまだ強めの波形となっているので、また本島の近場ならば、それなりの地震はありそうだ。
※大腸がん後の定期健診で、白血球の数が少なめと言われたので、免疫力を高める必要があり、やはりこういう食品は重要になる。