この記事は8年前の2014/10/14の再掲だが、この年の台風19号が九州→四国→本土と上陸して「不穏な進路」を取って進んで行ったので、その旨を指摘していた。
その後、ちょうど歴史的大噴火を起こした御嶽山や、その後に起きたM5クラス以上の地震の震源を迂回していったような形跡があるため、検証した結果も追記する。
■台風19号
今夜はせっかく5時に仕事が終わって早く帰ったのに…。
雑事に追われて時間がたってしまった。
でも、雑談的にちょっとだけ書くことに。
台風19号は日本のど真ん中を通って、三陸沖へ抜けて温帯低気圧になった。
昨夜から今日未明にかけて、中部日本から関東へ移動する最中で、ちょっとジグザグ的ナ動きをしていたようだ。
以下にデジタル台風の画像を貼り付けておく。
たとえば四国から大阪を通って、そのまままっすぐ東へ進めば伊勢神宮のあたりを通過していたかもしれない。
だが、その手前で左へ進路を変えて、名古屋の方へと進んでいった。
これは、もしかしてご遷宮の祭事が行われている伊勢神宮を回避したということ?
【注】20年ごとに行われる伊勢神宮の式年遷宮は、この時は2013年10月に始まったが、1年後のこの頃にも各社の遷御の儀式が続いていた。
神宮は、空襲のときも、伊勢湾台風のときも、大きな被害が出なかった。
やはり守られているということなのか。
また名古屋を通過したあとは、先日噴火した御嶽山を避けるかのように、右へと進路を変えた。
ちなみに、噴火する/した火山の上を台風が通って行くことが多いという説を唱えている人がいる。
【注】2014年9月27日の御嶽山噴火では、山頂付近にいた登山客が巻き込まれ、1991年雲仙普賢岳の火砕流による犠牲者数を上回る58人という大災害となった。
この場合、御嶽山を避けていたのか、または山の上空を通過しようとしていたのか。
それとも、これから地震が起きるところを「迂回」して進んでいったのか?
以上は、たまたまそう見えただけかもしれない。
(再掲部分終わり)
■その後に起きた地震
この頃は、台風がその後に起きる地震の震源を「迂回」して進むことがあるのではないかと漠然と考え始めていた時だった。
では、この時はその後に、台風19号が不審な進路を取ったあたりで地震が起きただろうか。
下記のGoogleEarthのマップで台風19号の進路を示し、翌年春頃までに起きた、対応するのではないかと思われる地震を書き入れた。
まず、10/13に四国に上陸した後で、徳島県南部あたりを迂回するようにして、大阪あたりで元に戻って進んだ。
その4ヵ月後の2014/02/06 10:25に徳島県南部でM5.1、最大震度5強の地震が起きた。
■御嶽山と神城断層地震
同じ10/14には大阪あたりで進路を北に取り、御嶽山を避けるようにして東へ進路を変えた。
台風が火山活動が起きているところも迂回するとすれば、これもその例かもしれない。
噴火後も火山活動は続いていたので。
また、愛知県あたりで迂回せずに進めば、約1ヶ月後の2014/11/22に起きた長野県北部の長野県神城断層地震の震源へ向かっていたことになり、この震源と御嶽山の両方を避けて行ったのだろうか。
その翌年、2015/03/04に愛知県西部M4.6、05/03に群馬県南部M4.7の地震が起きて、台風19号はその震源をかすめるように進んで行ったが、規模が小さめであることなどから顕著な例とは言えないかもしれず、震源をオレンジ色で示している。
■神業的すり抜け?
台風19号は、その後に東北沖で抜けるあたりから、思わず笑っちゃうような進路を取った。
これを示すには、別のマップを使った方が良いだろう。
気象庁の「震度データベース検索」で、2014/10/13~2015/06/30に起きたM5.0以上の地震の検索結果に、台風19号の進路を書き入れた。
このように、台風19号は「地震銀座」的な多発地帯を進んで行くが、それはまるで、その後に起きる地震の震源をうまくすり抜けるかのような「神業」的な進路だった。
これを「たまたまじゃないの?」と思う人もいるかもしれないが、そう思わせないためには、今後も同様の事例を多く集めていく必要があるだろう。
※エステーの「エアカウンター-S」を買ってくれた人がいて、自分はもっと以前の機種を、ちょうどこの記事を書いた頃に買っていて、懐かしい。
近所の放射線量を測ったものだった。
今でも必要を感じる人は、向こうの方の人なのか。