2004年に発生し68人の犠牲者を出した新潟県中越地震から今日18年になるが、あの年は4ヵ月ほど前の2つの台風が将来の地震を「予知」するかのように震源となる地点を「迂回」して進んで行った節があるので、詳細を見てみる。
また、この地震は今ならば様々な要因によってある程度予測できたことも紹介する。
■新潟県中越地震
この地震の詳細は以下の通り。
2004/10/23 17:56:新潟県中越地方、M6.8、最大震度7、深さ13km
下記マップのように、北は青森県から西は和歌山県まで広く揺れた。
ここ小平市も震度3の揺れを記録した。
だが、私はSEとして働いていたので、こんな早い時間に帰宅することはないので、職場で地震に遭遇したのだろう。
M6.8という規模の割には、震源が13kmと浅い直下型地震だったこともあり、甚大な被害をもたらした。
走行中の上越新幹線が脱線した報道写真の光景は記憶に新しい。
完全に潰れた木造家屋も多かった。
■台風が迂回?
ここで自説になるが、台風が将来の大きな地震の震源となる地点を「迂回」して進むことがあるという件。
2004年には、6月から8月にかけて2本の台風が、そのような意味で怪しい進路を取っていた。
下記のGoogle Earthのマップで示す、台風6号と16号だ。
まず4号は、6/11に兵庫県あたりに上陸してから、進路を若干東へ変えて、地震の震源のすぐ南を通過していった。
6号は6/21に同じ兵庫県あたりに上陸して進路を若干北方へ変えて、震源を避けるように日本海へ抜けて進んで行った。
特に4号の方が、中部地方あたりで微妙に進路を東へずらして進んで行ったのが、怪しいと思う。
ただし、他の大地震のケースと比べると中越地震の場合はそれほど顕著な例ではなく、このような進路の変更は高気圧など別要因だったのかもしれない。
■地震予測
この地震の翌日の2004/10/24に、探求三昧ブログで投稿した記事の一部を以下に引用する。
耳鳴りを感じたという人もいる。私自身、前日の夜(10/22)に耳鳴りというか、飛行機に乗っていて感じる気圧の変化による耳の圧迫感のようなものを感じた。以前に宮城県沖地震があった時に感じた感覚と似ている。もっとも、これが本当に地震と関係あるかどうかは即断できないが。
自然はこのように、人間たちに地震の前兆を示してくれる。
地震予知協会のページによると、危険な状態はまだ続いていて、27日前後が要注意だという。
上記サイトの週間地震予知情報から引用する。
台風23号は中央構造線に沿うような形で縦断しました。台風と地震の関係は同じエネルギーを源泉としており、台風の勢力は地震エネルギーと同等といえます。大きな台風は大きな地震の前兆ともいえるのです。
※添付したリンクはリンク切れとなっているので省略する。
ここで紹介している「週間地震予知情報」を掲載していた「日本地震予知協会」は、現在でも「雲に聞こうよ」といったサイトを運営している。
ここで予測していた「27日」には、たしかにM6.1、最大震度6弱の強い余震が起きていた。
私の地震前日の体感は、現在は耳圧と呼ばれているものだろう。
■予測できたか?
この新潟県中越地震は、現在起きていたとすれば、今の私の経験と知識で、ある程度予測できる部分はあっただろうか。
まず、下記のように月の位相では特別な時期だった。
【日】2004/10/14:部分日食
【-5】2004/10/23:新潟県中越地震、M6.8、最大震度7、死者68人。
【満】2004/09/28
日食の9日後で、満月の5日前に発生した地震だった。
今ならば、必ずといって良いほど「日食前後には注意を」と警告しただろう。
また、この年の夏は西日本から北日本にかけて記録的猛暑となり、「猛暑の後の大地震」のパターンだった。
更に気温でいうと、長岡気象台の同月の最高気温の推移(赤線)が、地震当日の2日前にピークに達していて、大地震の前によく見られるパターンだった。
■今日の前兆
今朝の記事で、関東圏は今にも揺れそうなことを書いたが、19時を過ぎてもいまだに揺れない。
ラドン濃度は0時の12から6時に10まで下がり、14時から11に上昇して今に至っている。
それでも関東圏で地震が起きないのは、非常に稀なことだ。
14時~16時頃は外出していたが、その前後は、ばけたん点滅が頻発している。
上で書いた日食といえば、明後日10/25の新月も部分日食(海外では皆既日食)となり、その前後は十分に注意が必要だ。
私の体感でも、10/20からの強烈頭痛で予測している期間に入っている。
※大地震など災害で被災したら、水は配給されても電気は困難で自衛するしかない。
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