今朝パプアニューギニアで発生したM7.6(M7.7)の地震について、動画や写真などを含む被害状況や、今後の日本で地震連鎖が考えられるケースなどを紹介する。
■パプアM7.6
まず、パプアニューギニア地震の被害状況などを。
2022/09/11 08:46JST:M7.6、深さ90.0km
この地震により、どの程度の被害が出ているかは、全貌がわかっていない。
地域が地域なだけに、詳細の被害状況は中々伝わってこない。
9/11 21:00時点では16人の犠牲者が出ているようだ。
Kainantuという町の66km東方が震源だった。
航空写真を見ると山間地で、Googleストリートビューなど当然見えるわけないといった土地。
カイナントゥは人口8500人ほどの町で、中心地から震源まで60km以上離れていた。
だが、震源近くのハイウエイでは、下記のように路面に亀裂が入った。
下記に埋め込むYouTube動画は、地震の瞬間に各地で撮影された動画を繋げたものだが、激しい揺れの映像もあるので閲覧注意で。
店舗で商品が崩れ落ちた写真などもある。
■連鎖例多数あり
下記のGoogleEarthマップにあるように、震源周辺はいくつものマイクロプレートが複雑に入り込んでいる。
南ビスマルクプレートとウッドラークプレートの境界付近だった。
そのため、単純に太平洋プレートの沈み込みで揺れたから次は日本も東日本の太平洋側が注意とは言えない。
ただし、私がもっている大地震データベースを解析すると、過去のパプアニューギニアのM7.5以上の地震の後では、そのような連鎖例が非常に多い。
たとえば、3年前の例。
◎2019/05/14:M7.6
2019/05/14 12:58UTC:パプアニューギニア、M7.6
2019/06/18 22:22:山形県沖地震、M6.7、最大震度6強
もっと遡ると、過去の何度かの南海トラフ巨大地震の前にも、大規模な地震が起きていた。
少なくとも次の満月の10月上旬頃までは日本でも大き目の地震に注意した方が良さそうだ。
■まぐまぐ・note・kindle
常にではないが、直後に東日本あたりで強い地震が続くことも多い。
このことは、まぐまぐ『【週刊】地震予知三昧』またはnoteマガジンの次号ででも詳細を解説したい。
メルマガ『【週刊】地震予知三昧』の9/9発行号で注意を促したように、この日9/10の満月は天体配置「クレイドル」を伴う要注意な期間だった。
現在執筆中のKindle本第2弾では、過去のパプアニューギニアで起きた大地震の発生傾向などを急遽追記することにした。
【1】『地震と海の密接な関係』250円 →発行済み
【2】『世界の大地震発生の傾向』 →執筆中
【3】『南海トラフ巨大地震はいつ起きるか?』
【4】『首都直下地震はいつ起きるか?』
【5】『実践的地震予測方法』
Kindle本の第2弾は、なんとか来週中には発行できるように執筆を急いでいる。