昨日9/28午後、大型ハリケーン「イアン」が米国フロリダ州に上陸して、甚大な被害が予想されている。
これを機に、ハリケーンも台風と同様に将来の地震の震源となる地点を「迂回」するかどうか調べたところ、どうも最近のハリケーンでそのような事例がありそうだ。
■ハリケーン「IAN」
ハリケーン「Ian」は、9/19に南米の北東沖で発生し、ドミニカやハイチの南沖を西へ進んで、キューバーの西を北進して米国へ向かう進路を取った。
下記の進路図は9/27 0:00までしか描かれていないが、その後にピンク線で手書きで追記したように北進し、昨日午後にフロリダ州中部に上陸した。
上陸時の勢力は、5段階中2番目に強い「カテゴリー4」という強力なもの。
今後は、大西洋に抜けてから北上し、ジョージア、サウスカロライナ両州に再上陸する見通しという。
米メディアによると、一部地域で高潮による洪水が発生し、200戸が停電したという。
■ハリケーンの進路
ハリケーンのことを考えていて、ふと考えたことがあった。
「ハリケーンも、台風と同じように将来の地震の震源を迂回して進むのだろうか?」
それで、早速調べてみた。
日本の台風の進路を調べるのはお手の物だが、ハリケーンとなるとそうは行かない。
だが、同じような要領で比較的容易に情報を得られた。
もっとも、そもそも米国では日本のように大地震が頻繁に起きる国ではない。
では、ハリケーンの通り道にある周辺の国は?
あった。
メキシコだ。
下記の図は、1851年~2013年のすべてのハリケーンの進路を示している。
これを見ると、メキシコ西沖を北西へと進むルートがあり、大地震が頻発するメキシコならば、何か手がかりを得られるのではないか。
すると、ごく最近のハリケーンで、早速その例かもしれないケースが見つかった。
■ハリケーン「Kay」
上に示した図のように、メキシコ沖のハリケーンは、ほとんどの場合は北西へとまっすぐに進む。
だが、今年9/1に発生したハリケーン「Kay」(ケイ)は、どうもそうではなかった。
9/1にグアテマラあたりの内陸で発生し、その後海上を、メキシコを避けるように進んで、カリフォルニアに上陸した。
そのルートを見て、即ピンと来た。
この時期に、このアヤシイ迂回路。
そう、9/19にメキシコ中西部でM7.6の地震が起きる直前だった。
ケイの進路図に地震の震源を追記すると、こうなる。
これまで日本で大規模な地震が起きる前に見てきた台風の進み方と同じだ。
やはり、KAYもメキシコ大地震の震源を「迂回」して進んだのだろうか?
その後、9/8にカリフォルニア州に再上陸したが、その後に進路を多少北西に変えて進み、消滅した。
その後の9/28にカリフォルニア湾で、M5.4の地震が起きた。
やはり微妙な進路変更は、この地震のせいだったのか。
もちろん、これだけで断定はしないが、今後も同様の事例を収集していき、研究を進めることにしたい。
先日PATREONで世界デビューしたが、これからは日本だけでなく世界の人々の命が助かるために活動をするのが自分の本務だと感じている。
※糖質0gシリーズの丸麺、初めて食べるとラーメンよりも細く、柔らかいこともあってラーメンの代用にはならないが、いろいろ工夫してみたい。