私が愛用しているラドンガス測定器は2台目だが、最近の地震の前のラドン濃度の変化をグラフと共に示して、ラドン測定器がどれだけ「実用的」かを示したい。
■ラドンガス測定器
大地震の前には、大気中のラドンガス濃度に顕著な変化が見られる。
そのことは今更言うまでもなく、たとえば兵庫県南部地震(1995)や大阪府北部地震(2018)などで確認されている。
つまり、地震予知目的で待機ラドン濃度の測定を行うことは、未科学ではなく科学の領域なのだ。
私が初めてラドンガス測定器「Pro3」を購入したのは、2019年6月のことだった。
これは使用1年を過ぎると業者にキャリブレーション(測定精度の校正)を依頼する必要がある。
それならば新しいものを買った方が良いということで、今年3月に後継機種のPro4を購入した。
こちらは年間キャリブレーションが不要というのも魅力で、 通常の家庭での使用では、寿命が10年以上という謳い文句だ。
■測定場所
私の予測では、いずれ気象庁あたりもその有効性を認めて、「天気予報」ならぬ「地震予報」を始めるのではないか。
そうなれば、私などが細々とこうして測定する意味はあまり無くなる。
もっとも、それはいつになるかわからず、そうなっても全く無意味かというと、そうでもない。
やはり、大気ラドン濃度は、自分が住む土地の値を測定することが、自分や家族の命を守るためには最も有効な手段だと思うのだ。
最近までずっと、ラドン測定器を2階の部屋に設置して測定していた。
これがどうも適切ではなく、ラドン濃度と地震の発生の相関性がイマイチだった。
その理由は、本来は地表に近い1階かまたは地階に設置すべきものなのだ。
そこで、意を決して1階の玄関に設置することにした。
気象ステーションも一緒に移設して、また観測のためのWi-Fiカメラも購入した。
■ラドン濃度と地震の関係
以下に、1階に移設後のラドン濃度と地震の関係のグラフを示す。
ちなみに、ラドン濃度は急上昇した後で下降中または最低値まで下降した段階で地震が発生するといわれる。
まず、7/28~29のグラフ。
画像をクリック(タップ)すると、拡大表示される。
この時は、八丈島東方沖M6.1(小平市から約500km)の地震と、7/29の駿河湾M4.4(160km)の地震の前に、前兆を捉えていたと思われる。
この時は、八丈島東方沖が起きた後もラドン濃度が上昇しなかったのは、翌日に駿河湾の地震が起きる前兆だったのだろう。
次は、7/30~7/31のグラフ。
7/30の福島県沖M4.1では、小平市から300kmの距離でこの規模では、ラドン濃度の顕著な変化は微妙なところだ。
これに対して、50kmと近場の茨城県南部M3.4では、直前に最低値まで下降している。
たとえば、今後より近場で大規模な地震が起こる時には、それに先立ってラドン濃度の顕著な変化が見られるだろう。
■価格は
私が今年3/8にPro4を購入した時には、価格が27610円だった。
これは安いと、アソシエイトの収益を貯めていたAmazonギフト券も使って購入した。
そして、現在の価格は28360円で、これは安いと思って紹介記事を書き始めて、良く見たら、東京は送料が8250円となっていて、合計36610円だ。
これは時節柄、仕方ないことかもしれないとはいっても、高い。
現在、Yahooショッピングでは35748円(東京は送料無料)。
Yahooショッピングの別のショップでは、37380円。
今まで私がウォッチしていた限りでは、この製品はAmazonプライムデーなどでは安くならない。
私がPro3を購入したmeasuraworksのショップでは、31,240円となっている。
問題の送料は、2万円以上の購入で送料無料となるとある。
そうなると、ここが現時点では最安値だが、購入時には送料の確認を。
■強烈頭痛体感
昨夜からの強烈な頭痛体感は、久々の夫婦シンクロで、昼と夜に頭痛薬を飲んでも、完全に収まっていない。
これは急ぐことではないので、明日以降に予測などを紹介することにしたい。
かなり要注意だが、震源が小平市からごく近場であるほど、小規模で終ることもある。