今日は鳥取県中部でM3.8、最大震度3の地震が起きたが、この程度では騒ぐほどではないとしても、同震源で昭和南海地震の前に起きたような地震が続くと、いよいよかということになりかねない。
■鳥取県中部M3.8
この地震の詳細は、以下の通り。
昨日から、下記のように西日本で依然として地震が多い。
前回の鳥取県中部のM3.0以上のM3クラス以上の地震は、今年5/3にM4.3、最大震度3の地震が起きていた。
その前日5/2には京都府南部でM4.4、最大震度4、石川県能登地方でM4.2、最大震度3などの地震が西日本で続いた。
5/1の日食で警告していた頃で、その後5/9には与那国島近海でM6.6の地震が起きた。
今回も8/12のスーパームーン満月の3日後で、まだ満月トリガーで注意が必要だ。
■鳥取県の大地震
過去102年間で、鳥取県中部でM3.0以上の地震は、244回起きていた。
M5.0以上に絞っても、19回起きていた。
鳥取県中部と東部を含めてM6.0以上で検索すると、8件ある。
このように、鳥取県の内陸では歴史を通じて大きな地震が繰り返し起きている。
特に1943年の鳥取地震は、千人以上の犠牲者が出た大きな被害地震となった。
■南海トラフの前にも
南海トラフ巨大地震の前には、西日本の内陸で地震が増えると言われている。
あくまでも「内陸」であって、通常はそう多く起きるものではない。
特に前述の1943年の鳥取地震は、翌年12月に起きた昭和東南海地震の「アラート」的な地震だったかもしれない。
下記のマップは、昭和東南海地震の1年前から西日本で起きていたM3.0以上の地震の分布を示す。
鳥取県を含めて、やはり西日本の内陸で地震が目立つ。
そして、1944年前半に黒潮大蛇行が終息したことが、今思えば「ゴーサイン」だった。
黒潮は「これ以上は耐えられない」とは思わなかっただろうが、11年間も続いた異例の大蛇行だった。
■77年前の記念日に
それにしても、内陸でM7.2で、しかも千人以上の犠牲者が出たというのは、尋常ではない。
この時は情報統制の中で、詳細の被害は国民に伝えられていなかった可能性が高い。
そのことは、翌年の東南海地震で更に顕著になる。
今の政府ならば、今後「同じようなこと」が起きると、また「誤ち」が繰り返されかねない。
というか、私自身は予知能力者ではないが、色々な筋からどんどん情報が入ってきている。
そのようなことは、どんなことがあっても誰もが読めてしまう公の場では書くことができない。
そうでない場では書いているけれど、読もうという人はそう多くはない。
たとえば、南海トラフが今年動き出すならば、天は何らかの形でサインを出してくれているだろう。
たとえば「粥占」といったブレない形で。
77年前と同じ過ちを日本が犯すならば、天はこの国を見放すかもしれない。
ちょうどあの頃がそうだったように。
この国を生かすもコロすも国民次第ということだ。
※雨水を飲まなければならない時が絶対来ないとは言い切れないので。