長野県付近で深発地震が多発しているが、すべて無感地震で気象庁の地震情報では見えないため、人々の関心が向かない。
だが、御嶽山噴火や長野県神城断層地震の前にも同様だったので注意が必要だ。
■長野県の深発地震
2022/08/07に長野県の御岳あたりでM4.2の無感地震が起きていた。
この震源の深さが277kmと深いことが気にとまった。
それで、過去1年間ほどの200km以上の深発地震を検索してみると、長野県付近で深発地震が多発していた。
この周辺で日常的に深発地震が多発していれば気に留めることもないが、その1年前の深発地震を検索した結果を見ると、そうとも言っていられない。
■2014年の例
では、長野県付近で深発地震が多発すると、どういうことが起きるのか?
その実例が、数年前に起きていた。
2014年初頭に、長野県周辺で深さ200km以上の地震が何度か起きた。
そして、その年の2014/09/27に御嶽山が噴火し、犠牲者・行方不明者63人という戦後最悪の火山噴火となった。
その2ヶ月後の2014/11/22には、M6.7の長野県神城断層地震(最大震度6弱)が発生した。
この時は負傷者46人で住宅の損壊も多数あったが、犠牲者はなかった。
このように、深発地震が続く場合は周辺で大きな地震や火山噴火が起きることもある。
■深発地震は無感となる
このように、深発地震というのはM4クラス程度でも深いところで起きるために有感地震とならない。
たとえば「異常震域」を伴う深発の有感地震であれば、私は見逃さずに、その後に起きる可能性がある地震を予測する。
だが、このような無感地震となると、自分から探しに行かないと見逃してしまう。
ただし、深さ200km以上の深発地震は、内陸であれば起きる場所が決まっていて、中部から近畿地方あたりとなる。
下記マップは過去1年間の深さ200km以上の地震をUSGSで検索した結果。
以上、あくまでも可能性だが、一応アラートを出しておく。
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