今日はチリ南部沖でM6.4の地震が起きたが、3日前のイースター島M6.8の地震と同様にナスカプレート境界付近で起きた地震で、このあたりで地震が連鎖すると日本周辺でどのような影響が及ぶかを考えてみたい。
■チリ南部西沖M6.4
地震の詳細は以下の通り。
このあたりは、多くのプレートが複雑に配置されている。
7/13のイースター島M6.8の地震は、下記の記事で解説しているので省略する。
ご承知の通り、チリではM8クラスの巨大地震が歴史を通じて頻繁に起きている。
そして時によっては日本にも津波をもたらす。
そのため、太平洋岸に住んでいる方々は、「チリで地震」という情報に常に敏感になっておく必要がある。
もっとも、今日のようなM6クラスでは、津波の発生の可能性は低く、また起きても日本に到達するようなことはない。
問題は「後続」があるかどうかだろう。
■日本付近への地震連鎖
1900年以降の米国USGSのデータで、今日の震源であるチリ南部西沖あたりで起きたM6.4以上の地震を検索してみた。
その後に日本付近で大規模の地震が起きた場合は、それも付記する。
1919/03/02 03:26UTC:チリ南部西沖、M7.3
→1919/03/12 10:31:十勝沖、M6.1、最大震度1
1986/12/25 17:17UTC:チリ南部西沖、M6.4
→1987/01/09 15:14:岩手県沿岸北部、M6.6、最大震度5
→1987/01/14 20:03:十勝地方南部、M6.6、最大震度5
2005/06/15 19:52UTC:チリ南部西沖、M6.4
2013/05/20 09:49UTC:チリ南部西沖、M6.4
→2013/05/24 23:56:オホーツク海、M8.3、最大震度3
→2013/06/02 14:43:台湾付近、M6.3、最大震度1
2022/07/15 19:37UTC:チリ南部西沖、M6.4
3日前の記事で、イースター島の地震の直後に日本付近で起きるケースは、東日本の太平洋プレート境界付近が多いようだと書いた。
それは、今日の震源域あたりでも同様のようだ。
ここ数日で書いているように、7/14のスーパームーン満月や太陽フレアなど様々な要因があるので、特にこの3連休あたりは地震に注意が必要だ。
※防災目的以外に、高齢者のために日常的に使用する人もいるようだ。
水分を素早く固めて後処理が簡単らしい。
※安くて機能的。あとは耐久性だろう。