南海トラフ巨大地震は、最後に発生して以来75年間も起きておらず、次の巨大地震はいつ起きてもおかしくないと言われるが、その地震を事前に予測できる人物あるいは機関はあるだろうかということを考えてみたい。
■南海トラフ巨大地震の予測?
今日、南海トラフ巨大地震のことを考えていて、一つの疑問を抱いた。
「南海トラフ巨大地震を事前に予測できるのは誰か?」
そう考えた時に、パッと閃いたのが、「JESEA」だった。
選択肢は1つだけとは限らないが、今回はJESEA(株式会社地震科学探査機構)の地震予測で、南海トラフでの前兆を捉えてくれる可能性を考えてみたい。
2022/06/08発行のJESEA発行の「MEGA地震予測」では、ピンポイント予測として7/6までに九州南部でM5.5±0.5の地震を予測していた。
そして、実際に下記の地震が起きた。
2022/06/26 21:44:熊本県熊本地方、M4.7、深さ10km、最大震度5弱
この地震を予測していたことは、6/28の記事で紹介した通り。
■宮城県沖も
他にも、それ以降のピンポイント予測としては、下記の地震を予測していたと思われる。
2022/07/06 05:10:宮城県沖、M5.4、深さ60km、最大震度4
有料コンテンツなので詳細を記すことは控えるが、例の四角い大きな範囲の中で「×」印を記した地点が、ほとんどこの地震の震源付近だった。
これは確かに「ピンポイント」だと、脱帽するしかない。
ただし、予測中の規模はより大きいため、まだ当該震源域で大規模な地震が起きないとも限らないが。
■以前の「南海トラフ」の予測は?
JESEA(株式会社地震科学探査機構)は、村井俊治氏らによって2013年1月に設立された。
以前に、南海トラフ巨大地震の予想震源域を含むエリアで、JESEAが大地震を予測しているということで話題となった。
2013年6月末に、九州・四国・紀伊半島で異常変動が観測された。
特に大きな変動が起きたのが、南海トラフ地震のうち、「南海地震」が起こるとされている地域と一致していた。
このため、2013年12月から翌年3月頃の間に南海トラフでの大地震が起こる可能性が高いと村井氏らは警告していた。
■南海トラフではなく…
もちろん、その警告していた2014年3月頃までには、「南海トラフ巨大地震」は起こらなかった。
だが、「残念、外れでした」で終わりというわけにも行かない部分が残った。
南海トラフではなかったものの、その近くの震源域で、下記の大地震が起きていたからだ。
2014/03/14 02:06:伊予灘、M6.2、深さ78km、最大震度5強
まだ創設間もない頃で、地震予測の精度は現在ほど高くなかったものの、位置情報による地殻変動の観測などによって、この地震を予測していたといえるだろう。
他にも、今年の例では、以下のようなピンポイント予測が的確に予測していた。
・2022/01/19発出:2/17までに九州南部内陸~海域でM5.5±0.5
→2022/01/22 01:08:日向灘、M6.6、最大震度5強
・2022/03/16発出:4/20までに東北~北海道でM6.5±0.5
→2022/03/16 23:36:福島県沖、M7.4、最大震度6強
JESEAが南海トラフ巨大地震の前兆を捉える可能性は、十分にあると考えている。
だが、今は黒潮大蛇行が終息する気配がなく、今年なのか来年以降かわからないが、終息後にはMEGA地震予測を詳細にチェックする必要が出てくるだろう。
■『週刊MEGA地震予測』
この記事を読んで、JESEAの地震予測に関心をもった方がいるかもしれないので、定期購読について触れておく。
まぐまぐの『週刊MEGA地震予測』は、月額220円(税込)で購読できる。
初月は無料となっている。
2013年2月7日に創刊され、毎週水曜日にメールが届く。
月額380円のスマホアプリ版よりも安く設定されている。
■地震前兆
明朝はハムスター運動量とオジギソウなどの状態を注視したい。
※Instagramサブアカで少しずつ書いている、3歳になった遥梛から聞き出している「出生前記憶」のこと。
おなかの中は「あかるい。でんきある」というのが本当なのか、徹底して探求したくなってきて、この本を注文した。
胎児は子宮の中で脳を使って光を感じるという最新の科学的研究。楽しみ。