昨日7/25朝に静岡県東部でM2~M3規模の地震が4回続いたが、その前夜に1ヵ月ぶりに2輪開花していた。
昨年のオジギソウも記録を調べると、開花の直後にごく近場で地震が起きていたことが多かったので、やはり花の開花と地震発生に関係があるのではないか。
■夜に咲く花
今日は、植物の地震予知について取り上げる。
1ヶ月ほど前、2022/06/23にオザキフラワーパークでシロバナネムノキを購入した。
ネムノキ(合歓の木)は、マメ科ネムノキ亜科の落葉高木だ。
夜に葉が閉じることで知られる。
これに対して、シロバナネムノキ(白花合歓木)は、ネムノキの名称はあるが、マメ科ネムノキ属であり、属が異なる。
夜に葉が閉じることはネムノキと同じだが、その最もレアな特徴は、夜に花が咲くこと。
そんな自然界の掟に反することを…と思ったが、調べてみて納得した。
調べてみないとわからない、秘密があった。
ふつう植物は、昆虫類に蜜を吸わせるサービスをして、同時に受粉によって子孫を残すことに貢献してもらう。
だが、月下美人や白花合歓木などは、夜行性の昆虫に受粉してもらうために、彼らの活動時間帯である夜間に開花するのだ。
そのようなことをするメリットとしては、夜の方が競争相手が少ないということがある。
ここからは推測だが、夜でも目立つ白色の花を咲かせて、昆虫さんたちを客寄せするのではないか。
■シロバナネムノキが開花
6/23にシロバナネムノキを買った日の夕方になって、蕾が開き始めたものがあった。
その形は、コ●ナウイルスを顕微鏡写真で見たような不気味なものだった。
そして17:30頃になって、開花した。
翌日6/24に、大きな四角いプランターに植え替えた。
その後、元気がなくなって、枯れたのかと思っていた。
だが、その後に水やりや肥料で元気になった。
そして一昨日7/23朝には、シロバナネムノキ(二分)、エバーフレッシュ(全閉じ)、オジギソウ(三分)が揃って葉が閉じていた。
その翌日、下記の地震が起きた。
そして昨日7/25の朝、シロバナネムノキは2輪ほどが前夜に咲いたようで、すでにしぼんでいた。
そして、その朝に起きていたのが、下記の地震だった。
2022/07/25 07:17:静岡県東部、M3.4、最大震度3、100km
他同震源で8:47までにM2クラスが3回
静岡県東部の前兆だったのか?
シロバナネムノキは、まだ購入して間もなく、開花を地震前兆とするには経験が足りない。
■オジギソウの開花
では、昨年から育て始めたオジギソウはどうだろうか。
以下に、栽培記録を示す。
・2021/05/23:Amazonで種を購入。
・2021/06/03:種を蒔く。
・2021/06/09:発芽した。
・2021/06/16:葉に触れると閉じるようになった。
・2021/09/03 12:55:はじめて開花を確認。
→2021/09/06 16:00:東京湾、M3.0、最大震度1、深さ23km、40km
・2021/09/21 14:09:1輪開花していた。
→2021/09/24 23:55:埼玉県北部、M3.2、最大震度1、深さ87km、50km
・2021/09/23 10:56:7輪ほど開花していた。
→2021/09/24 23:55:埼玉県北部、M3.2、最大震度1、深さ87km、50km
・2021/10/07 12:52:花が初めて17輪も咲いていた。
→半日後:2021/10/07 22:41:千葉県北西部地震、M5.9、最大震度5強、50km
各地震データの最後は、ここ小平市から震源までのおよその距離。
これがすべてではなく抜粋だが、一つの傾向が見えてくる。
それは、たとえ小規模でも震源が小平市からごく近場であること。
そして、同日から3日後までに地震が起きる。
■共通の傾向がある
非常に興味深い傾向で、なぜそうなるかは今後の課題としたい。
これらのデータから見えてくるのは、少なくとも「たまたま」そうなったわけではないと思われること。
エバーフレッシュ(アカサヤネムノキ)はまだ開花したことがなく、これから期待したいが、葉が閉じることだけでも地震前兆を良く捉えてくれている。
他の植物でも同様の検証をしたいところだが、これ以上多くの植物を育てるのは難しく、これらのネムノキ系とオジギソウだけを集中して検証していくことにしたい。
花を愛でて地震を知る。
優雅な研究?
※エバーフレッシュは育てやすく、入門者向け?
冬期は屋内に入れるなど寒さ対策を。