今日はスーパームーンを伴う満月だが、加えて天体配置では大地震が多発する「クレイドル」がしばらく続き、さらに今日はまた太陽でMクラスのフレアが発生したので、週末までは気が抜けない。
■天体配置
まず、今日の満月は3:37に過ぎてしまったが、スーパームーンでもあり、また天体配置では下記のような「クレイドル」(調停アスペクト)がしばらく続く。
過去の私の研究から、世界の大地震・巨大地震発生時に最も多く見られる天体配置だ。
また、火山噴火の際にもよく見られ、下記の図は富士山の延暦大噴火(800/04/11)の時のものだ。
180℃のアスペクト(オポジション)の両側にクレイドルができて「カイト」と呼ばれる西洋凧型ができて、巨大地震の発生時にもよく見られる。
■過去のスーパームーン
次に、近年のスーパームーン(SM)となった満月・新月の前後に起きた大地震を示す。
【-1】はスーパームーン満月・新月の1日前の意味。
SMの前後から何日の遅延があるかに着目して見てください。
【-5】2020/09/12 11:44:宮城県沖、M6.2、最大震度4
【-2】2020/09/15 12:41:カムチャツカ半島付近、M6.4、最大震度2
【S】2020/09/17 20:00:新月
【-2】2021/03/27 07:02:宮古島北西沖、M6.2、最大震度2
【S】2021/03/29 12:00頃:満月・カイト
【+2】2021/04/01:イタリア・エトナ火山噴火
【S】2021/04/27 12:33:満月 0時頃にカイト
【+4】2021/05/01 10:27:宮城県沖、M6.8、最大震度5強
【-7】2021/05/19:イタリア・ストロンボリ火山噴火。
【-7】2021/05/19:イタリア・エトナ火山噴火。
【-5】2021/05/21 22:13UTC:南太平洋フツナ島沖、M6.5
【-5】2021/05/21 18:04UTC:中国・大里市、M6.1
【-4】2021/05/22 03:04:中国青海省、M7.3、死者2人
【-4】2021/05/22:コンゴ・ニーラゴンゴ山噴火。
【月】【S】2021/05/26 20:00頃:皆既月食
【+4】2021/05/30:イタリア・エトナ火山噴火。
【+5】2021/05/31 06:59UTC:アラスカ州チカルーン、M6.1
【-6】2021/12/26 17:26:宮古島近海、M6.1、最大震度4
【-3】2021/12/30 03:25:インドネシア・パンダ海、M7.3
【S】2022/01/02 03:34:新月
【+1】2022/01/03 18:46:台湾付近(花蓮沖)、M6.3、最大震度2
【+2】2022/01/04 06:09:父島近海、M6.1、最大震度5強
【+5】2022/01/07 17:45UTC:青海省北部、M6.6
【-7】2022/05/09 15:23:与那国島近海、M6.6、最大震度3
【-6】2022/05/10 23:06UTC:アルゼンチンン北部、M6.8
【-4】2022/05/12 12:00頃:カイト
【月】【S】2022/05/16 13:14:皆既月食・海外・満月・調停
【+6】2022/05/22 06:50JST:フィリピン北部・ルソン島南部、M6.1
【+6】2022/05/22 12:23:茨城県沖、M6.0、最大震度5弱
【+6】2022/05/22 16:06JST:フィジー諸島南方沖、M6.3
【+7】2022/05/23 00:17:八丈島東方沖、M6.1、最大震度1
こうして概観するとわかるだろうが、【0】つまりスーパームーン当日に大地震などが起きることは少ない。
スーパームーンのように月の引力が強まる期間では、通常の満月・新月よりも前後の影響期間が長くなるのかもしれない。
もっとも、あまり長くなりすぎると実際は月の影響ではない可能性もあり、そのへんの判断はより多くのデータを収集して検討すべきだろう。
■Mフレア
また今日はスーパームーン満月だが、新たに太陽でMフレアも発生した。
日本時間で今日13:22で、影響範囲に入るのは明日あたりだろうか。
週末にかけて、世界的に大きな地震に要注意となる。
※6月上旬に購入したオジギソウ、育ってきて、そろそろ日中に葉が閉じて地震前兆を教えてくれるだろうか。