過去の日本の火山噴火のデータを用いて月別分布を調べると、7月前後の夏季に非常に多くなっていることがわかり、この夏も注意が必要だ。
■7月は火山噴火が多い
まず、冒頭のアイキャッチ画像だが、富士山の噴火時の写真…な訳はない。
メキシコのポポカテペトル山の噴火時の写真だ。
今回紹介するのは、以前に日本の火山噴火の発生データを調べた結果としてわかったこと。
過去の日本の火山噴火の発生時を月別に集計すると、ある偏りが見られる。
1位から3位は以下の通りとなる。
1位:7月
2位:8月
3位:6月
つまり、6~8月の夏季に噴火が集中している。
これが、地震となると全く異なる結果となる。
年代範囲や規模にもよるが、大地震は特に夏に多いということはない。
たとえば気象庁D/Bでは、M6.5以上の地震データでは、3月がダントツで多い。
もしかすると、海底火山噴火だけに絞っても、同様に夏季に多いという結果が出るかもしれない。
パッと見で、そういう傾向がある可能性がある。
■グラフで示す大地震の統計データ
後日noteで、これまでの研究結果をまとめたデータ集を公開しようと思う。
地震・噴火の発生時期の、月別・時間別・月齢別の分布などだ。
以下のようなデータを、グラフでわかりやすく示したい。
◎月齢
・世界のM7.0+地震の月齢分布 ~2016
・日本のM7.0+地震の月齢分布 ~2016
・日本のM7.0+地震の月齢分布 1901~2018気象庁D/B
・日本のM8.0+地震の月齢分布 599~2018
・世界の火山噴火の月齢分布 864~2016
・日本の火山噴火の月齢分布 864~2016
◎発生月
・日本の月別地震発生数 1919~2020 M6.5+
・日本の月別地震発生数 1026~2020 M7.0+
・南関東直下地震の発生月 M7.0+
・南関東直下地震の発生月 M6.5+
・日本の火山噴火の発生月
◎発生時間
・日本のM7.0+地震の発生時間
特に大地震の発生時間帯の偏りは非常に重要で、それによって自分や家族の命が左右されるという、防災上重要な情報だ。
このように膨大な時間とエネルギーを費やした研究結果を、無料のブログなどで公開すると、たちまちパクられることが多い。
最低価格の有料noteで公開することが多いのは、その防止のためでもある。
お金を払ってまでパクろうという人は、あまりいない。
※1本目のnote記事で紹介した、7年前に私の共著のムック『恐怖の洗脳ファイル』
私は10本の記事を執筆している。
カルト宗教の話題の時流に乗って(?)古書が高騰する予感がする。