【地震予知】1年前に書いた「台風8号の進路から地震が気になるところ」→確かに大地震が起きた

2022/07/30

台風 台風と地震 地震予知

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1年前の記事で、東北地方を横断した台風8号が怪しい進路をとったので、その後に大きな地震が起きそうだと書いていたが、その通りに想定していたところでM6クラス以上の地震が何度か起きた。


■令和3年台風8号

Amebaブログで、1年前の2021/07/28の記事として、こんな記事が出てきた。


『【地震予測】台風8号の進路から地震が気になるところ~東日本で地震に注意か』





問題の台風8号は、下記の進路のように、7/23に熱帯低気圧から台風になり、7/28に宮城県に上陸して、その後に秋田県沖を抜けて温帯低気圧になった。



7/26に多少行ったり来たりしているが、このあたりは大きな地震が起きる可能性は低いのでスルーした。

その後7/27 18時に多少進路を北に変えてきた。



■地震予測

このあたりが可能性があるということで、ピンク色の丸印で囲んでおいた。



7/28 6時に台風8号が宮城県に上陸したが、多少ジグザグの進路を取ってから、岩手県北部で急に西へ曲がって、秋田県沖へと抜けて行って温帯低気圧に変わった。


この8号の終盤でも、地震が起きそうなところを丸で囲んでおいた。




このような台風の進路から大きな地震の発生を予測することは、「後だし」では説得力に欠ける。

だが、この場合は1年前から予告しておいたので、文句は出ないだろう。


台風8号の前半の進路では、下記の図に追記したように、予測したエリア内で地震が起きた。




このように、M6クラス以上の地震が3回ほど起きた。

予測通りというか、たまたまエリア内に収まったというか。


次に、終盤の予測では、以下の通りとなった。




M6.0以上の条件では0件で、それ以下だとM5.9の地震が岩手県沖で起きていた。

今後さらに地震が発生する可能性はあるだろうが、高くはないだろう。



■気圧と地震

このような台風の進路と地震の発生の相関性については、中々受け入れられてもらえないだろうが、全く可能性がなければさっさとやめているだろう。

現在計画中の書籍でも、この説を紹介しようと考えている。


現在観測中の気象ステーションの値を見ていても、近場で地震が発生する前後には気圧の変化が見られる。


気圧変化と地震発生の相関性については、一部の先駆的な人々が関心を持っている。

低気圧が地震を誘発するという研究も見られる。


私はいつものように「理屈よりも事実」派であり、その事実の部分を25年間のSEの経験などを活かして研究している。


昨年の台風の進路から、今後地震が起きる可能性がある地域を洗い出し、地震予知活動に役立てるようにしたい。



※私が使用しているのと類似の気象ステーションで、このように屋外に設置する子機がついていると屋内・屋外の気温などを測定できる。







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ノンフィクションライター、地震前兆研究家、超常現象研究家、ブロガーの百瀬直也が地震・災害などを扱うWebサイト/ブログ。

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