■はじめに
「宏観異常現象」と呼ばれる地震の前兆現象の中で、人間の身近にいる動物の異常行動などが大地震の前触れだといわれることが多い。
他に、動物の事例に比べると非常に少なくなるが、大地震発生の前の植物の異状が観測・報告されることがある。
1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災(M7.3、犠牲者数6,434人)の前兆現象の報告を集めた『前兆証言1519!―阪神淡路大震災1995年1月17日午前5時46分』(弘原海清、東京出版)という本がある。
ここでは、生物に関する前兆現象に関して種類別に章を分けている。
そして、獣類265件、鳥類241件、魚類68件、爬虫類など44件とある中で、植物に関する報告は11件と、全体の報告数からすると、何かの間違いかと思うほど少ない。
だが、それは動く動物などと異なり、基本的に動かない植物は、異状があっても人目に付かないというのが大きな原因としてあるだろう。
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from 地震前兆百科~サバイバルのための必須知識 https://note.com/momosen/n/n8bed5afae6e0