今日6/19 15:08に石川県能登地方でM5.2、最大震度6強の強い地震が発生して、神社の鳥居や墓石が倒壊するなどの被害地震となったが、この震源域で更に大規模な地震が起きる可能性などを考えてみたい。
■石川県能登地方
地震の詳細は以下の通り。
昨日は家族で多摩動物公園へ行き、疲れ果てて帰宅して、地震前兆を調べたりする余裕はなかった。
また、今日も末娘の遥梛の誕生日で田無にケーキを取りに行ったりしていた。
おそらく、イオノグラムなどで地震の予兆が現れていただろう。
ばけたんは、昨夜19時以降に集中して点滅していた。
そして今朝も10時以降に点滅が始まり、その後に千葉県東方沖M3.2、能登半島、茨城県北部M4.3と地震が続いた。
大きな地震の前には、このくらいのタイムラグがあるということだ。
■鳥居が倒壊
珠洲市では神社の鳥居が倒壊した。高さ6mだったものが、根元から折れて倒壊した。
こちらが、倒壊前の姿。
同じM5.2でも、今回のように震源が10kmと浅い直下型地震では、このような被害が出ることが多くなる。
震源から春日神社までの距離は、約8kmだった。
■能登半島地震
2007/03/25に発生した能登半島地震は、M6.9、最大震度6強と、今日の地震よりも多少規模が大きかった。
そして、この時には犠牲者1人と、被害は無かったが小規模な津波も発生した。
だが、気象庁の震度データベース検索で見ると、この地震は規模がM5.3、最大震度5強となっていた。
その後に規模が見直されて、より小規模となったようだが、当初の発表よりもかなり差があるので驚く。
この頃に、どのような地震が起きていたかというと、4ヵ月後の2007/07/16に新潟県中越沖地震(M6.8、最大震度6強)の地震が起きた。
この時には、犠牲者15人で、最大1mの津波も発生した。
こういうこともあるので、今回も地震の連鎖に念のため注意が必要だ。
■能登半島の大地震
過去に能登半島あたりの大地震は、過去100年間でM6クラス以上は前述の能登半島地震(2007年)だけだった。
もっと遡っても、1729/08/01に能登・佐渡地震(M6.6~7、犠牲者5人以上)が起きていたくらいだった。
石川県能登地方の地震は、1年ほど前から頻発するようになった。
そして、これが最後の「結果」だったのかというと、それは確言できない。
可能性は低いだろうが、今後M6クラス以上の地震が続く可能性は考えておくべきだろう。
だが、以前から書いているように、もっと可能性があるのは、2007年に新潟県中越沖地震が起きたように、その周辺で大きな地震が続くことだろう。
6/8に山口県東部でM4.0、最大震度2の地震が起きた時に、この取るに足らない地震に注目して記事で取り上げた。
アムールプレート上の西日本からユーラシア大陸で大きな地震が起きる可能性を示唆しておいた。
今日のこの地震が、その一つだったのかもしれない。
今日の地震は、6/14のスーパームーン満月と6/16のM1.6フレアの影響だったようだ。
これで終わりとはならないかもしれないので、まだ様子見したい。
※仕事きっちり、ばけたんストラップ。