昨日6/5にフィリピン北部のブルサン山が噴火したが、過去には東日本大震災や小笠原諸島のM7~M8クラスの地震の1ヶ月以内くらいにも噴火していて、今後は注意が必要だ。
■ブルサン山噴火
昨日2022/06/05、フィリピン北部ルソン島南部のブルサン山(Bulusan)が噴火した。
噴煙は上空1kmに達し、周囲の村で降灰が確認された。
私がnoteで発行している『地震前兆マガジン』に収めて常時更新している『【研究】大地震・火山噴火はスーパームーン・日食・月食の時に最も起きやすい』と題した有料ノート記事がある。
ここでは、満月・新月・スーパームーン・日食・月食や固有の天体配置のもとで起きた地震・噴火のタイミングを洗いざらい調べてデータベース的に網羅している。
■6月に多い
このノートに収めたブルサン山の噴火を見ると、過去10回ある。
噴火時期を月別に見ると、6月が4回もあった。
日本とフィリピンの気候は異なるので、6月といっても同列には語れない。
フィリピンは1年を通して気温・湿度の高い熱帯モンスーン型気候だ。
年平均気温は26~27℃で、 雨期(6~10月)と涼しい乾期(11~2月)、暑い乾期(3月〜5月)の3つの季節がある。
雨季の最初の頃に噴火が多いというのは、どういう理由かわからない。
日本では梅雨が終わった夏季に火山噴火が増える傾向がある。
これらをどう説明すべきかは、課題としたい。
■ブルサン山→日本の巨大地震?
上記の有料ノートから、ブルサン山噴火の後で国内で大きな地震が続いた例を抽出する。
凡例:【新】新月、【満】満月、【S】スーパームーン
【-1】2010/11/05:フィリピン・ブルサン山噴火
【新】2010/11/06 13:52:
【-6】2010/11/30:小笠原諸島西方沖、M7.1、最大震度3。
【新】2010/12/06 02:36
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【S】2011/02/18:満月
【+3】2011/02/21:フィリピン・ブルサン山噴火、噴煙2千m以上。
【新】2011/03/05:新月
【+4】2011/03/09:三陸沖、M7.3、最大震度5弱、津波60cm。
【+6】2011/03/11 14:46:東北地方太平洋沖地震、M9.0、震度7、犠牲者・行方不明者約2万2000人
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【-4】2015/05/01 22:46:フィリピン・ブルサン山噴火。
【満】2015/05/04
【-4】2015/05/30:小笠原諸島西方沖、M8.1、最大震度5強。
【満】2015/06/03 01:19
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【新】2022/05/30 20:30
【+5】2022/06/05 07:25:トンガ北方沖、M6.3
【+5】2022/06/05 07:35:オーストラリア南方沖、M6.4
【+3】2022/06/05 11:37:フィリピン・ブルサン山噴火。
【+6】2022/06/05 17:38:ラット諸島、M6.3
→?
ここで問題は、ブルサン山の噴火から1ヶ月以内くらいに日本で巨大地震が続いたことが、果たして「たまたま」かどうかだ。
もし、たまたまでないとすれば、7月上旬ころまでは注意が必要ということになる。
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今回初めて「ソルティー」を買ってみた。