今日の『Smart FLASH』の記事で、最短8年後に南海トラフ巨大地震が確実に起こると言っている学者がいて、また富士山噴火も誘発するというので、その説を検討してみる。
■FLASHの記事
さきほどネット上で見つけたのが、今朝2022/06/03 06:00に掲載されたSmart FLASHの記事。
タイトルが『恐怖の【チェーン噴火】! 専門家が懸念する悪夢の連鎖シナリオ「最短8年後、南海トラフ地震で富士山爆発の可能性」』というもの。
「東京都が想定した被害者数は少なすぎます」
記事は、いきなりこう始まる。
なんのことか、すぐにわかる。
この点に関しては、私も同じ考えを持ったので。
下記の5/25の記事で書いた、東京都が首都直下地震の被害想定を10年ぶりに見直した結果、犠牲者数が少なくなったという件。
都心南部にM7.3の直下型地震が起きた場合、犠牲者数はおよそ6150人になるとして、前回の9641人よりも約3割少なくなったという。
前述の発言は、京都大学の鎌田浩毅名誉教授(地球科学)によるもので、かなり憤っている様子で、こう語る。
「都は、建物の耐震補強が進み、全壊戸数が減少することをシ者数が減少する理由に挙げています。しかし、この想定では高速道路やビルなどの都市のインフラが、老朽化していることが考慮されていません。10年前よりも首都圏の人口密度は高まっており、被害者数は前回並みか、むしろ多く見積もるべきです」
(「シ者数」の漢字は変えている)
この点は、以前の記事でも書いたように、おおむね同感だ。
あちこちで書いているように、首都直下地震などの被害想定では、色んなことが「考慮漏れ」となっていることを、私は知っている。
■確実に起きる地震
首都直下地震がいつ起きるかについては、不確定要素があり、何とも言えないという。
だが、鎌田氏によると、確実に起こる巨大地震があるという。
「南海トラフ地震は、2035年から前後5年の間に確実に発生します。南海トラフ地震の震源域は東海、東南海、南海と3つに分かれています。このうち、東海地震の震源域が確実に動くとみています」
2030年~2040年に、南海トラフ巨大地震が「確実に」起きるというのだ。
この先生には悪いけれど、読んだ瞬間に吹いた。
いわゆる「あっち系」の科学者というのは何人かいて、
書いていることを鵜呑みにすまいと身構えるみたいな。
瞬時に吹いた理由の一つとしては、自説では南海トラフ巨大地震の発生条件として、「黒潮の直進期」があるということ。
もっとも、こういうことを考慮に入れている科学者は皆無に等しく、黒潮の流路など頭に入っていなくても、無理も無いが。
2030年~2040年に、黒潮大蛇行が起きているかどうかなど、誰にもわからない。
ただし、ある専門家によれば、将来的に黒潮大蛇行の発生頻度は低くなるだろうという。
本当にそうなれば、そして自説が正しいとすれば、かなり大変なことだ。
■富士山噴火
南海トラフ巨大地震が発生したとして、火山学が専門の鎌田氏は、こう語る。
「富士山は東海地震の震源域のすぐ北にあります。じつは、富士山は東日本大震災によって刺激され、マグマ溜まりの天井に“ヒビ”が入り、噴火の“スタンバイ状態”にあるのです」
そして、東日本大震災が富士山を不安定にし、南海トラフ地震に連鎖する「チェーン噴火」へと繋がるという。
武蔵野学院大学の島村英紀特任教授(地球物理学)も、こう語る。
「富士山では、宝永噴火の49日前に、南海トラフ地震である宝永地震が発生しています。今年5月24日、北アルプスの焼岳の噴火警戒レベルがレベル2(火口周辺規制)に引き上げられました。以前から長野県や岐阜県の県境など、焼岳の周辺で地震が頻発しています。地震によるチェーン噴火が起こることは、十分にありえます」
■3連動
南海トラフ、南関東(首都)直下、富士山噴火がほぼ同じ時期に起きるということは、これまで何度も書いているように、一つの「大災害シリーズ」の中で、実際起きていた。
自説では、少なくとも南海トラフ巨大地震は、黒潮の直進期(非大蛇行期)に起きる可能性が高い。
そして、上記の3つが同時期に起きるならば、他の2つも直進期に起きる可能性がある。
このあたりのことは、何万人もの命がかかっていることなので、今後さらに研究を進めたいところだ。
■茨城県の郁代さんの夢
また、5/24の記事で紹介した、茨城県の郁代さん(仮名)の夢の件。
この夢では、夢の中で地震が起きて目が覚めるという内容の夢だった。
そして今日連絡があって、昨日起きた茨城県南部の地震だったのではないかという。
下記の、昨日早朝に起きた地震のことだ。
2022/06/02 04:43:茨城県南部、M4.2、最大震度2
私は昨日の朝、この地震が起きる3~5分前に目が覚めた。
そして、下から突き上げるように一瞬揺れた。
多摩東部あたりの近場の地震かと思ったら、茨城県南部だった。
この場合、郁代さんと違って、地震で目覚めたのではなく、地震が起きる予感で目覚めた?
P波では説明できず、どう説明して良いかはわからない。
こういうことは、結構よくあることだ。
■食健三昧ブログ
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