この24時間で、環太平洋でM6クラス以上の地震が4連発と急に起き始めて、また福島県沖でもM4.8の地震が起きたが、今後いつごろ大きな地震・噴火が起こり得るかを考えてみたい。
■環太平洋4連発
まず、昨夜のペルー南部M7.2の地震は、昨日の記事で紹介したので省略する。
過去24時間以内(5/27 18時現在)に世界で発生したM6.0以上の地震は、以下の通り。
※時刻は日本時間
2022/05/26 21:02:ペルー南部、M7.2
2022/05/27 00:37:ロイヤルテイー諸島、M6.4
2022/05/27 03:10:太平洋南東部、M6.2
2022/05/27 11:36:東ティモール北東沖、M6.2
これだけ集中して起きるのは、もちろん異例のことだ。
■活発なエリア
冒頭のアイキャッチ画像は、過去1カ月間に起きたM5.0以上の地震の震源を示す。
※アイキャッチ画像は下記サイトより。
これだと直近の地震活動がわかりにくいので、米USGSの過去24時間(5/27 18:00現在)のM2.5以上の地震発生マップを以下に示す。
震源の傾向を見ると、すべて南半球上が震源となっていることがわかる。
比べて、日本周辺やフィリピン海プレート、オホーツクプレート上は、鎮まっている。
この揺れ方を見ると、昨夜のペルー南部から、震源が西の同緯度付近へと移動しつつあるようだ。
ただし、東ティモールあたりまで揺れたとなると、今後いきなりフィリピン海プレート(西日本)→オホーツクプレート(東日本)と連鎖するケースもあるので、注意が必要だ。
■福島県沖M4.8
…と、ここまで書いて食事で中断した間に、17:59に福島県沖でM4.8、最大震度3の地震が起きた。
環太平洋の揺れ具合からして、日本は少し間をおいてから揺れ始めるかなと思ったら、いきなり来た。
昨日の記事でも書いたように、ペルーあたりで大地震が起きた後は、やはり東日本あたりが要注意なのだ。
地震学者の多くは、それほど遠方の地震が日本付近に影響するとは考えないだろうが、私は「理屈」よりも「経験」を重視するスタンスなので。
■新月トリガー
特に、今後1週間くらいで待ち受けているのが、「新月トリガー」だ。
昨夜からのM6・7クラス連発は、5/30の新月の4日前だったので、この影響下で起きたといえるだろう。
もう何度も飽きるくらいに書いているように、現在は「惑星集合」が続いているため、通常の新月トリガーとは訳が違う。
下記の天体配置は、今日5/27 0:00JSTの、大地震の連鎖が始まった頃のもの。
ここで、120度と60度の組み合わせによる三角形が曲者かもしれない。
いままであまり考慮していなかったが、惑星集合の頃に大地震が起きる際には、けっこう見られるかもしれない。
5/30の新月の時の天体配置も、以下のように惑星集合が続き要注意だ。
なお、6月の大地震に注意が必要な天体配置などは、後日このブログや「別メディア」で取り上げるので。