昨日5/27に長野市の病院にイノシシが突っ込んでけが人が出たが、同日に長野県で地震が起きたので、地震前兆としての異常行動の可能性があり、また5年前も同様のケースがあったので紹介する。
■長野市でイノシシ出没
5月27日午前6時ごろ、長野市役所に近い鶴賀(つるが)病院に「イノシシが入った」と病院の職員から消防に通報があった。
イノシシは搬入口から入り、院内のガラスを割って入院患者と遭遇した。
驚いた男性患者は転倒し、右手に擦り傷を負う軽症を負った。
体長1mほどのメスで、1歳くらいの子供とみられる。
近所の人は、「こんな街中へ~病院の中に入っちゃったなんて考えられない」と語る。
だが、ここ数年ではイノシシ目撃情報があるという。
■シカも出没
その前日5/26には、シカが長野県庁近く、長野駅構内、市役所のそばで目撃された。
こちらは暴れるなどはなく、ただ市街地に出没したケースだった。
■長野県中部M3.5
同日、2022/05/27 14:37に、長野県中部でM3.5、最大震度3の地震が発生した。
シカとイノシシの出没は、この地震の前兆だったのか。
鶴賀病院から震源までの距離は、約37kmだった。
それを考慮すると、少なくともイノシシのケースは、地震前兆現象としての動物の異常行動の可能性はあるだろう。
■5年前の出没
また、長野市では5年前の今頃2017/05/26早朝にも、イノシシ出没があった。
JR長野駅前で1頭のイノシシが出現して、住宅街が一時騒然となった。
その翌日、2017/05/27 20:59に、長野県北部でM4.4、最大震度3の地震が発生した。
長野駅から震源までの距離は、約33km。
規模と距離からして、こちらの方が多少地震前兆の確度が高いだろうか。
だが今回の出没ケースでは、M3.5程度で終わりだろうかという疑問が残るところだ。