今日はフィリピンと中米ニカラグアでM6クラスの地震が続き、昨日の太陽Mフレアの後で予想通り環太平洋で地震が多発したが、今後はまだ日本周辺で大きな地震に注意が必要だ。
■フィリピンM6.0
まず、フィリピンの地震の詳細は以下の通り。
2022/04/21 06:57JST:フィリピン・ミンダナオ島南東沖、M6.0
上記マップ上で、何気に先日のダウジング予測の地点を書き込んだ。
4/7にダウジング地震予測を行って、世界で3ヵ所出たうちの1つだった。
誤差は約400kmだが、M6.0程度の地震でいちいち一喜一憂するのは本意ではなく、参考までに書いておく。
■ニカラグアM6.7
次に、その後に中米ニカラグアで起きた地震について。
2022/04/21 16:42JST:ニカラグア
中米のニカラグアで大きな地震というと、あまり大きな被害地震は起きない印象があるかもしれないが、そんなことはない。
過去には犠牲者が千人~数千人の大震災も起きていた。
これらの地震は、昨日太陽でM2.2フレアが発生して警告した通りで、その結果だろう。
USGS検索で、過去にニカラグア付近で起きた陀規模な地震を集計したところ、以下のようになった。
1900/01/01~現在:
M6.0以上:66回
M6.5以上:28回
下記マップはM6.0以上の地震の震源。
やはり、プレート境界の地震の巣のようだ。
■過去のニカラグア前後の地震連鎖
環太平洋の真ん中の赤道近くにあるニカラグアで大きな地震が起きる時には、その前後に同緯度あたりあるいはリングオブファイア全体で大きな地震が続くことがある。
以下にその例を示す。
1931年01月15日:メキシコ、M7.7、犠牲者110人。
1931年01月27日:ミャンマー北部、M7.6
1931年02月02日:ニュージーランド、M7.7、犠牲者250人。
1931年02月20日:日本海北部、M7.2、深さ403km、最大震度3。
1931年02月22日:ニュージーランド北島、M7.4、犠牲者250人。
1931年03月09日:三陸沖、M7.2、最大震度4。
1931年03月31日:ニカラグア、M6.0、犠牲者1,000人。
1931年04月10日:根室半島南東沖、M6.3、最大震度4
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1972年11月02日:バヌアツ諸島、M7.0
1972年12月02日:フィリピン・ミンダナオ島、M8.0
1972年12月04日:八丈島東方沖地震、M7.2、最大震度6、津波50cm
1972年12月29日:ニカラグア、M6.3、犠牲者4,000~11000人。
1973年01月30日:メキシコ、M7.4、犠牲者60人。
1973年02月01日:小笠原諸島西方沖、M6.7、最大震度2(異常震域)
1973年02月06日:四川省・炉霍地震、M7.4、犠牲者2200人
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1992年06月28日:カリフォルニア州、ランダース地震、Mw7.3、犠牲者3人。
1992年07月11日:フィジー諸島、M7.2
1992年07月18日:三陸沖、M6.9、最大震度3、他に前後にM6クラス多数。
1992年09月02日:ニカラグア、Mw7.6、津波含め犠牲者約170人。
1992年09月28日:与那国島近海、M6.0、最大震度3
1992年10月11日:バヌアツ諸島、M7.4
1992年10月12日:エジプト、Mw5.8、犠牲者540人。
1992年10月18日:コロンビア、M7.2
1931/02/02のニュージーランド北島M7.4の1ヶ月後に三陸沖でM7.2の地震が起きたことは、3.11の時を思い出させる。
2/22に起きたカンタベリー地震(Mw6.1)のことだ。
そういう巡りも少なくないということだ。
■今後どのへんで揺れる?
以下は私の推測になるが、上記の例のように環太平洋の対岸の日本も連鎖することが多い。
その意味では、カリフォルニアやメキシコもしばらく注意が必要かもしれない。
下記マップは過去1週間のM3.0以上の地震の震源分布。
4/19に福島県中通りでM5.4、最大震度5弱の地震が起きたが、太平洋プレートの沈み込みあたりで地震が集中している。
今日のニカラグアの影響も考慮すると、やはりこのあたりで大きめの地震に注意が必要だろう。
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