今日の朝、山口県中部でM4.2の地震が起きたが、25年ぶりという稀な地震で、1ヶ月前の台湾の地震や今後の南海トラフ巨だ地震などとの関連を考えてみたい。
■山口県中部でM4.2
地震の詳細は以下の通り。
震源の深さが10kmということは、調べるまでもなくフィリピン海プレートの沈み込みではない。
その上の、アムールプレート上で起きた地震だ。
■気になる台風の進路
過去にこのあたりでどういう地震が起きていたか調べるために、何気にGoogleEarthを開いてみた。
すると、以前にインストールした昨年の台風9号の進路データがあった。
ここで、何かしら意味ありげな曲がり方などをしていて、探求心が目覚めた。
このブログの以前からの読者ならば、思い出しただろう。
昨年2021年台風9号が、その後に起きた地震の震源を避けるかのように進路を取って進んで行った。
鹿児島県に上陸した後、2021/8/8に進路を北に変えたが、その2ヶ月後に大隅半島東方沖でM5.2の地震が起きていた。
さらに今年1/22には、日向灘でM6.6の地震が起きた。
そして北上して、こんどは広島県で進路を急に東へ変更した。
その9日後に、広島県北部でM4.3の地震が起きた。
■「台風の震源迂回の法則」
このように、自説では台風はその後に起きる地震の震源を避けて行く。
このような傾向を、仮に「台風の震源迂回の法則」と呼ぶが、このことに初めて気づいたのは2014年のことだった。
こういうことは完全に私の発見かというと、そうとも言えない。
気圧と地震の関係について着目していた人は、ネット上で私よりも早くいたからだ。
こういうことを思い起こす度に、ため息が出てくる。
何で自分だけが、こんなに色々と探求したり発見したりしなければならないのかと。
自分の名誉なんてどうでもいいから、こういうことをもっと探求してくれる人が増えてきてほしいと。
私ほど多くの時間がないと言われるかもしれないが、2014年の頃は超多忙なSEだったのだ。
問題は時間よりも「やる気」だろう。
■過去の同震源の地震
山口県中部の地震に話を戻す。
1919年以降の約100年間で、M4.0以上の地震は8回しか起きていない。
M4以上は1997年以来25年ぶりだ。
「台湾-西日本地震連鎖の法則」で、今後もっと大規模な地震が起きる可能性を考えておくべきだろう。
というのも、山口県中部で過去に最大規模の地震は、1977/06/25のM6.6、最大震度5強があったからだ。
過去の7回の地震のうち、M6.6よりもっと注目すべき地震がある。
1944/07/14 10:14に起きたM4.9、最大震度3の地震だ。
これは、1944/12/07の昭和東南海地震の5ヵ月ほど前に起きていた。
過去に山口県周辺の内陸では、下記マップのように被害地震は何度も起きていた。
■西日本は注意か
2022/03/23 02:41に台湾・花蓮沖でM6.6の地震が起きて、noteマガジン(有料)で『「台湾-西日本地震連鎖の法則」で3ヵ月以内は注意』と警告しておいた。
その後、能登半島、愛知県東部、日向灘などでM4クラス以上の地震が起きたが、まだ1ヶ月なので、惑星集合が続くこともあり、6月下旬頃までは西日本は注意した方が良いだろう。
昨年の台風9号の進路も含めて、山口県中部付近でより大規模な地震が起きる可能性を考えておいた方が良いかもしれない。
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Amazonから届いたようなので、この記事を投稿したら遊んでみたい。