4/6に福井県おおい町で「60年~120年に一度しか咲かない」といわれる竹の花が咲いたが、過去に大地震の前にタケの開花があった例があったかどうかを紹介する。
■若狭湾岸
2022年4月6日、福井県大飯郡おおい町岡田の若州一滴文庫で、「120年に一度しか咲かない」といわれる竹の花が咲いた。
同文庫の担当者は「職員でも見た人がいない。珍しいので見に来てほしい」と話している。
まず、おおい町というのがどのへんなのかを地図で見てみる。
過去に若狭湾あたりで大地震があったかというと、下記のような地震が起きていた。
1662年06月16日:寛文近江・若狭地震、M7.2~M7.6、犠牲者数百人。
1927年03月07日:北丹後地震、M7.3、最大震度6、犠牲者2,925人。
1930年10月17日:大聖寺(だいしょうじ)地震(石川県西方沖)、M6.3、最大震度5、犠牲者1人。
1963年03月27日:越前岬沖地震(若狭湾)、M6.9、最大震度5。
■地震前兆事例
以下に、大地震の前に竹の花の開花があった例を示す。
◎1976年:中国
1976年、河北省あたりの各地で竹の花が咲いた。
→1976年7月28日:中国・河北省・唐山地震、Mw7.5、犠牲者24万2,000人
◎2018年5月:大阪市
2018年5月下旬、大阪市北区の庭園「うめきたUMEDAIガーデン」で、竹の花が咲いたとニュースになった。
→【3週間後】2018/06/18 07:58:大阪府北部地震、M6.1、最大震度6弱、犠牲者6人。
◎2019年2月:宮崎県
2019年2月9日頃、宮崎県三股町樺山の民家で2本の竹が咲いた。
→【3ヶ月後】2019/05/10 08:48:日向灘、M6.3、最大震度5弱
距離差:82kmくらい
■西日本は注意か
他にも様々な事例があるが、私が収集したデータでは、約半年後以内くらいに周辺地域で大きな地震が起きることが多い。
もちろん、すべてのタケの開花が地震と結びつくとは限らない。
また、地震が続くとしても、今すぐとは限らない。
だが、再三書いているように、西日本は大地震の前兆を思わせる様々な要因が揃っている。
早い例では開花の翌日に大地震が起きた例もあるので、念のため今から気を付けることは無駄にはならないかもしれない。
そう遠くない能登半島では地震が多発しているのと、西日本全域で有感地震が増えているなどの要因もあるので、やはり要注意だろう。
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がんが治ったなどの例も多い。