昨日4/10は東北から西日本まで広範囲で季節外れの暑り各所で夏日となったが、このような気温の急上昇→急下降があると大きな地震が起きることがあり注意が必要だ。
■各地で夏日
4/10は広範囲で70年ぶりの暑さとなり、群馬県前橋市では27.5度まで上昇した。
他にも、今年最多となる全国355の地点で、25度以上の夏日を観測した。
また、今日4/11には岩手県で全国初の30度を観測した。
これは、フェーン現象も一因となったようだという。
■最高気温と地震
こうなってくると、数日後に気温が急下降して大きな地震が起きる可能性だ。
私の研究では、ある土地で日毎の最高気温が急上昇して、その後に急下降すると、大きな地震が起こりやすい。
その例をいくつか示す。
◎大阪府北部地震M6.1
まず、2018年の大阪府北部地震。
2018/06/18 07:58:大阪府北部、M6.1、最大震度6弱、深さ13km
この時には、上記グラフで赤線で示す日毎の最高気温が、地震の前日にピークに達して急下降した時点で地震が起きた。
◎千葉県北東部M5.6
次は、2年前の千葉県北東部内陸の地震の例。
2020/05/04 22:07:千葉県北東部、M5.6、最大震度4、深さ48km
この時は、地震の2日前にピークが見られる。
◎千葉県北西部地震M5.9
次は昨年10月の千葉県北西部の地震。
2021/10/07 22:41:千葉県北西部、M5.9、最大震度5強
ここでは、地震の前は数日間気温が高い日が続いたが、地震の3日前にピークが見られた。
■共通の傾向
いずれの地震でも、共通に見られることがある。
それは、最高気温が急下降してから地震が発生することだ。
気象庁のデータでは、昨日4/10の日最高気温(平年差)を見ると、下記マップのようになっている。
このように、ほとんどの地域で平年よりも高温になっていた。
だが、「日最高気温」の「前日差」を見ると、こうなっている。
北海道東部・南部と東北北部で、各地で夏日を記録した昨日よりも高くなっている。
そうなると、低い可能性だが、このあたりは地震に注意かもしれない。
■ハムスター運動量
次に、4代目「地震予知ハムスター」の期待を込めて昨日から飼い始めたイエロージャンガリアン・ハムスターの羽夢菜について。
昨夜、回し車を回してくれた。
運動量は、いきなり7545回だった。
過去3代の経験からいうと、多い方ではないかと思う。
ただし、生後1カ月半、人間にして10代前半くらいで若くて元気いっぱいなので、この程度の運動量が普通なのかもしれない。
明日以降の値に注目したい。
※「ハムスター、飼ってみたいかな」という人は、まず本から。