今日Amazonから、注文していたラドンガス測定器の最新機種「PRO4」が届いた。
これで今後は2台での測定となり、地震予知の精度が高まることを期待したい。
■Pro Series3
まず、私が現在使用しているのは、Pro Series3(RGD-PS3)という機種。
ラドンガス測定器は、それ以前からずっと欲しかったが、手が出なかった。
それが、2年前にメージャーワークスというサイトで定価3万円弱が送料込み21000円程と安かったので、思い切って購入した。
そして、2019年5月末に届いた。
それ以来、YouTubeライブで配信して、大気ラドンガス濃度を日々測定して地震予知活動に役立ててきた。
だが、Pro Series3は購入後1年たつと本来は測定精度の調整を依頼しなければならない。
それを行っていないため、計測精度の点でどうなのかという疑問がある。
■PRO4
今回買ったPRO4は、Pro Series3の後継機種。
日本では2021年3月から販売開始されていたもの。
筐体が金属からプラスティック的になり、ディスプレイがLEDから液晶に変わった。
液晶にはバックライトもあり、点灯すれば明るくなる。
また、Pro Series3は壁掛け式が基本だったのが、PRO4は卓上型となっている。
壁掛け式で測定することも問題ないようだが、設置に工夫が必要となる。
この機種では、SHORT(7日間平均)、LONG(通算平均)の測定値が同時表示される。
PRO4は、Amazonで27,610円(配送料別:930円)で購入した。
一度2月に注文したが、なぜか向こうの都合でキャンセルされてしまった。
そして3/8に再度注文して、2日で届いた。
そう気楽に買える価格ではないが、Amazonアソシエイトで稼がせてもらった報酬を少しずつ貯金して、購入した。
■大気ラドン測定の意義
ネット上を見ると、自宅のラドン濃度を計測してTwitterなどで公開している人々がいる。
そして、それを参照している人々が多いようだ。
だが、一番良いのは、自分が住んでいる地域の大気ラドン濃度を知ることだ。
そのためには、やはり「自前」で測定するのが最も良い。
もちろん、大きな地震の前に大気ラドン濃度の変化が見られることは、既に科学の世界でわかっていること。
たとえば、兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災、1995/01/17、M7.3、最大震度7)では、地震の前に大気ラドン濃度の異常な上昇が計測されていた。
2018/06/18の大阪府北部地震(M6.1、最大震度6弱)でも、大気ラドン濃度の現象が見られたという東北大学の研究がある。
さらに、東北大学では、東北地方太平洋沖地震の際にも、地下水位変動や大気中ラドン濃度変動の関連を明らかにしたという。
(PDF)
近い将来、気象庁あたりが大気ラドンガス濃度を各観測点で計測して、「地震予報」を行うことも夢ではないだろう。
もっとも、「やる気」があればの話だが。
■PRO4の仕様など
PRO4の説明書を読むと、建物の1階に設置することが望ましく、更には地下であれば尚良いとある。
つまり、地面に近いところに設置が望ましいと。
うちには地階は無いし、また1階に設置することも難しい。
そのために、2階の、従来のPro Series3の隣に設置することにした。
他の人々の測定値よりも低い値になるが、それは仕方がない。
相対的な変化で判断するしかないだろう。
■ライブ配信
たとえば私が行っているように、ラドン測定器の値をYouTubeライブで配信するには、YouTubeライブ対応のカメラが必要となる。
これがないと、毎時の測定器と目視で確認して、記録しなければならない。
外で勤務・登校して、家に誰もいなくなるようでは、それは困難だろう。
私が使用しているカメラは、アイ・オー・データのTS-WRLP/Eという機種。
ラドン測定器の購入に合せて、11000円くらいで買った。
■命が助かるために
自分(たち)だけが大地震の際に助かりたいという気持ちではなく、ネット上で公開して多くの人々が助かってほしいという気持ちが大切だろう。
個人的には、そう思う。
もしそのことが実現して一人でも命が助かったならば、これだけの出費も高くはないと思えるだろう。