今朝TOCANAで掲載された私が執筆した記事では、東日本大震災11周年の日として、太陽黒点の11年周期で今年は3.11同様の要注意周期に入って、巨大地震に注意が必要と警告している。
■TOCANAの記事
今日のTOCANAの記事は、『【3.11から11年】超巨大地震の再来が目前に迫っている! 太陽黒点「11年周期」と恐怖のリンク』と題したもの。
3.11特集として何かネタをと考えて、これだと思った。
太陽黒点の数は、約11年周期で増減する。
11年前の東日本大震災は、ちょうど巨大地震の要注意期間に起きたものだった。
とは言っても、私を含めてそのことに気づいていた人は、世界でごく僅かだろうが。
まず、下記のTOCANAの記事を読んでみてください。
■世界16大巨大地震
TOCANAの記事で紹介した、1900年以降のMw8.5以上の巨大地震リストを、こちらでも載せておく。
まず、震源マップだが、TOCANAの記事では10大地震のみを載せていた。
こちらのマップでは、16件すべてを書き加えておいた。
以下のリストは規模順に並べているが、一部トカナの記事では規模が誤っていたので訂正している。
(1) 1960/05/22:チリ、Mw9.5、死者5700人(日本142人)
(2) 1964/03/28:アラスカ地震、Mw9.2、死者131人
(3) 2011/03/11:三陸沖、Mw9.1、死者・不明者約2万2000人
(4) 2004/12/26:スマトラ島沖、Mw9.1、死者・不明者約22万人
(5) 1952/11/04:カムチャツカ地震、Mw9.0、死者2千人以上
(6) 2010/02/27:チリ・マウレ地震、Mw8.8、死者452人
(7) 1906/01/31:エクアドル・コロンビア地震、Mw8.8、死者約2千人
(8) 1965/02/04:アリューシャン地震、Mw8.7、
(9) 2012/04/11:スマトラ島沖、Mw8.6
(10)2005/03/28:スマトラ島沖、Mw8.6、死者約2千人
(11)1950/08/15:チベット・アッサム、Mw8.6、死者4千人
(12)1957/03/09:アリューシャン地震、Mw8.6
(13)1946/04/01:アリューシャン地震、Mw8.6、死者・不明者165人
(14)1922/11/11:チリ地震、Mw8.5、死者約千人
(15)1938/02/02:インドネシア・パンダ海、Mw8.5
(16)1963/10/13:択捉島沖地震、Mw8.5
このように、Mw8.5以上の「巨大地震」という括りでは、日本周辺では歴史的に少ない。
それでも、巨大地震より小規模でも甚大な被害が出ることも多い。
■黒点数の増減
TOCANAで乗せた太陽黒点数グラフを、こちらでも載せておく。
このように、前回の2005年前後に黒点数のピークが過ぎた後から2013年前後の次のピークの間に、Mw8.5以上の巨大地震が5回と集中的に起きていた。
だが、2020年頃の極小期を過ぎてからは、まだ1度も起きていない。
2022年以降のこれからが巨大地震に要注意となるだろう。
■その他の3.11の前の現象
これは、今日のTOCANAの記事の内容から逸脱すると思って、書かなかったこと。
詳しい解説は後日行うが、東日本大震災の1ヶ月ほど前に、太陽で大規模フレアとともに、「デリンジャー現象」といった大地震に要注意なイベントも発生していた。
◎太陽活動が再び活発に 大規模フレア
NICT、2011/02/16
太陽フレアに伴う太陽電波バースト現象
太陽フレアに伴う電離圏現象(デリンジャー現象)
※今日はじめて知ったけれど、アイリスオーヤマって仙台の企業なんだ。
うちの母も仙台近郊ルーツ。