諏訪湖で氷の上を神が渡った跡と信じられる「御神渡り」が、今年はできず「明けの海」の宣言をした。
そうなると、凶年とされて災害などが懸念されるが、その可能性を考えてみる。
※アイキャッチ画像は「諏訪湖諏訪湖岸ライブカメラ」より。
■「明けの海」
昨日2022/02/03、諏訪湖に張った氷が割れてせり上がる「御神渡(おみわた)り」の認定を担う八剣神社(諏訪市)の宮坂清宮司は、今季も御神渡りが出現しない「明けの海」となるとの見通しを示した。
御神渡りは2018年に出現したが、翌年からは明けの海で、これで4季連続で明けの海になる見込みとなった。
もっとも、これは確定ではなく、今後の気象状態状況によっては発生する可能性もあるだろう。
■「明けの海」は凶年
諏訪の人々にとって御神渡りは神秘的な出来事であり、その年にとって吉兆とされる。
逆に御神渡りが出現しない明けの海の年は、凶年とされる。
諏訪地方では、もう一つ毎年の吉凶を占う重要な要素がある。
それが諏訪大社の粥占である「筒粥神事」で、今年も1月14日~15日に執り行われた。
その結果は五分満点の「三分六厘」。
昨年まで、「三行半」を意味する三分五厘が4年続いて、やっと抜け出せたことになる。
だが、明けの海の方はマイナス要因ではある。
■凶兆が重なると…
2011年は、「明けの海+三分五厘」という凶兆が重なった年となった。
筒粥神事では、権宮司から以下のような総評があった。
「今年は怖い1年。過去20年間で最も悪い結果が出た。春は早めに訪れるが途中で予想外のことが起き、足をすくわれる相。」
そして、筒粥神事から2ヶ月後に、東日本大震災が発生した。
私はこの頃はまだ、粥占に関心がなかった。
父方先祖代々、諏訪の氏子なのに…。
この頃に、神の予言である粥占に強い関心を示していたら、ブログやTOCANAで警告しただろうと思うと、無念の想いだ。
今年は、そこまでの凶兆ではないとしても、災害が全く起きないとも限らない。
「神の警告」は無視してはいけないという話でした。🙏
※この人も「諏訪の秘密」に近づいている。