3日前に青森県の下北半島の海岸で、イワシの大量漂着があったが、4年前にも同じ場所で見られたというが、過去事例も含めて地震前兆かどうかを検討する。
■青森県でイワシ
3日前の2/23午後に、青森県・下北半島の西側の横浜町の海岸で、大量のイワシが漂着していたのが見つかった。
想像以上にイワシ pic.twitter.com/b024nJDOIb
— アヴェマナヴ (@hotateyasan) February 23, 2022
場所はこのあたり。
■2018年にも
この海岸では、2018年1月末にも同じくイワシの大量漂着があったという。
2018/01/30頃から青森県むつ市や横浜町、野辺地町の陸奥湾沿岸で、数万匹のイワシが約50kmほどにわたって次々と打ち上げられた。
ただし、その後に周辺では大きな地震は起きなかった。
厳しい寒波の影響で海水温が下がったことが原因の可能性が高いという。
また、私の宏観異常現象データベースを見ると、この細長い下北半島の東側の沖あたりでも、昨年2021/12/12に息絶えたマイワシが大量に浮かんでいたのが見つかっていた。
だが、この時にも、その後に対応するような地震は起きていなかった。
■イワシでやられて…
三陸漁民の間には「イワシでやられてイカで助かる」という言い伝えがある。
大地震の前にイワシが大漁となり、大地震の後ではイカの大漁が見られるという経験に基づいたものだ。
だが、その割には、イワシの地震前兆事例は少ない。
一つ例を挙げると、2015/02/21に岩手県下閉伊郡山田町の大浦漁港で、海底が見えなくなるほどのイワシが押し寄せた事例がある。
そして、その同日2015/02/21 19:13に三陸沖でM6.4、最大震度2の地震が起きた。
震源は大浦漁港から約168kmで、この規模を考慮すると地震前の動物の異常行動だった可能性があるだろう。
では今回はどうかというと、過去に2回、地震前兆ではなかったケースがあるので、今回も地震が起きる可能性はそう高くなさそうだ。
このように、地震予測できるほどの情報ではないが、念のため報告しておく。
※パルスオキシメーターは小平市保健所から貸し出しされているが、こういう物は常備しておくと安心なので注文した。