2月に入り、今月は大きな地震が起きる可能性はあるだろうかと考えていて、参考として過去に起きた大地震の月別分布を調べて、2月にどこでどれだけ起きていたかを知らべてみた。
■月別の集計
昨日から2月が始まったので、過去に2月に起きた大地震の傾向を探ることにしたい。
過去に日本で起きたM5クラス以上の地震を、エリア別に分けて、2月に起きた件数を集計した。
そのエリア分けは、元気象庁・岡田正実氏によるもの。
私が過去の日本のM7.0以上の地震をエリア別に集計したところ、下記マップで示す季節に多く起きていた。
これを見ると、2月に大地震が多く起きていたエリアは、全くない。
通常極寒の季節になる2月には、やはり大地震が少ないようだ。
■2月に起きていた地震
ここで、今日はじめて集計した結果を紹介する。
各エリアで、2月に起きていた地震は全体のどのくらいあるのか?
各行は、たとえば「親潮域」では、2月に起きていたのは2回で、全体では51回起きていて、2月の地震は全体の4%だという意味。
全342件
A:親潮域 :02 / 051 04%
B:黒潮域 :10 / 143 07%
H:北海道内陸:01 / 004 25%
I:本土南部 :04 / 051 08%
K:千島域 :01 / 019 05%
N:日本海 :02 / 022 09%
O:沖縄 :01 / 018 06%
S:本土北部 :03 / 044 07%
本来、偶然による確率では、2月に起きる地震は8%あるところが、それ以上のエリアは、「H:北海道内陸」、「I:本土南部」、「N:日本海」だけだった。
北海道内陸は4件しかデータがないため、統計的にはあまりアテにならない。
他の2エリアは、どうしてそうなるのかわからないが、こういう結果となった。
2月に起きる地震が少ない「A:親潮域」と「I:千島域」は、なるほどと思う。
海水温が何らかの形で影響しているのではないかと。
「S:本土北部」の多くは豪雪地帯で、2月の地震は少ないだろうと思っていたが、以外に平均値に近かった。
起きていた3件の地震は、下記の通り、すべて新潟県だった。
1666/02/01:越後高田地震、M6.7、犠牲者1400~1500人
1961/02/02:長岡地震、M5.2、最大震度4、犠牲者5人
1971/02/26:新潟県上越地方、M5.5、最大震度4、犠牲者13人
規模はそう大きくないが内陸地震で、降雪期に特異な被害もあったようだ。
たとえ大規模でなくても油断はできないことになる。
この結果から、北海道内陸は怪しいとして、おおむね大きな地震が起きる可能性は低いことになる。
全体的には、2月が顕著に地震が少ないわけではなく、やはり通常通りに注意が必要だろう。
※感染症対策などでは、日光浴くらいで十分はビタミンDを補給できないのは常識。
うちは一家全員補給していて、大人はこれを常用している。