今日は宮古島近海でM6.0の地震が起きたが、この前には上空の電離層などで前兆現象が見られたほか、まだ揺れそうなデータなので後続があるかもしれない。
■宮古島近海M6.0
宮古島近海の地震の詳細は以下の通り。
M6.0以上の地震は過去50年間で日本で877回起きていた。
平均して年間18回ほど起きていた。
今年はこれで17回目で、ほぼ平均的な回数だ。
宮古島近海を震源とするM6.0以上の地震は、1919年以降の100年ほどで13回と、意外に少ない。
そのうちM7.0以上の地震は1回だけと、大規模な地震は少ない。
■イオノグラム
宮古島近海M6.0の地震の前にどういう前兆が見られただろうか。
まず、電離層観測データのイオノグラムの値を見てみる。
すると、地震の2時間ほど前の16:05のデータで、沖縄が異常に高い値となっていた。
その次が山川(鹿児島県)で、そのあたりで強めの地震がありそうだとわかる。
昨夜12/25 18:10の時点でも、沖縄が高めの値となっていて、「またトカラ列島近海か、今日起きた種子島近海あたりだろうか」と書いたが、違っていた。
また現時点で直近の19:25のデータを見ると、まだ沖縄が高めで、宮古島近海の後続があるのかもしれない。
■TECマップ
次に、日本上空の電離圏観測に対する全電子数(TEC)をマップで示したTECマップを見ると、今日13:30にはまた高い値を示す赤い部分が見られていた。
宮古島近海の地震の直前の前兆を捉えていたようだ。
■地磁気擾乱データ
今日は後述するように頭痛があり、ブログはこの1本で終ることにする。
他に気になる点では、茨城県・柿岡の地磁気擾乱データが、昨日昼頃に「Active」に達していた。
その後、今日13:38に千葉県東方沖でM3.4、最大震度1の地震があったが、この地震の前兆かどうか微妙で、もっと茨城県の柿岡観測点に近いところで地震があるかもしれない。
■耳鳴り
今日の体感としては、まず閉塞を伴う耳鳴りがあった。
2021/12/26 11:12、右耳が数秒間閉塞の後でピー音の耳鳴り数秒間
前述の13:38の千葉県東方沖M3.4の直前だったので、この前兆だった可能性が高い。
このように、耳の閉塞、つまり一瞬耳が詰まって聞こえなくなり、その後に耳鳴りが続く体感は、経験では必ず地震が起きるパターンなので、他の体感などの前兆現象よりも確実性が高く、便りになる。
■頭痛
また、今日は午後遅くから頭痛が始まった。
「頭痛ーる」アプリを見ても、低気圧接近要因は全くなし。
このため、12/29~30あたりに関東圏で対応する地震があるだろう。
※高評価の防災セット、コスパ良しで選ぶ人が多いようだ。