今日は東京など関東で「環天頂アーク」が観測されたが、実は私も「地震雲?」と思うような雲と同時に見たが、これが地震前兆かどうかを検討する。
また気象庁の発表でラニーニャ現象が続いているとのことで、南海トラフ巨大地震や南関東の大地震の発生はどうなるかを考える。
■環天頂アークと地震雲?
まず、「環天頂アーク」のニュースより。
今日12/18日朝は関東や東海、甲信地方などで薄い雲が広がり、様々な光学現象が現れたという。
そして、空の高い所では鮮やかな環天頂アークが見られた。
地震前兆だったかもしれない例としては、今年2021/05/25に東京で撮影した人がいて、ブログで写真を紹介した。
その後に起きた地震としては、規模は小さいが翌日5/26 17:50に茨城県北部の内陸でM3.5、最大震度2の地震が起きた。
昨年2020/02/19 14:44には、東京都大田区で観測された。
そして翌日2020/02/20 12:53に千葉県北東部でM4.5、最大震度2の地震が起きた。
近畿地方の例を挙げると、2012/01/18に京都府で撮影され、翌日1/19 22:39に高知県東部でM3.1、最大震度1の地震があった。
このように、大きな地震とは限らず、近場であることの方が重要性が高いと考えている。
そのため、今回も最もありそうなのは明日あたりで東京か近隣県で地震が起きることだろう。
■「地震雲」?
次に、今日12/15に近所で筋雲を見て、念のため撮影して方角を確認しておいた。
詳細は下記Instagram投稿で書いている。
というわけで、「地震雲」である可能性は低いだろうが、絶対そうでないとも断言できない。
SNSでは「地震雲」または「地震雲?」といった投稿写真が多いが、撮影した方角さえ示していないものが多く、それを「研究対象」として見ようという人にとってはお手上げ状態となる。
ただし、撮影時間がわかれば写っている太陽の方角などから推定できることもある。
一緒に写っている環天頂アークは、あとで写真を見て気づいた。
一般論では、こちらの方が明日くらいに地震が起きそうと考えられるだろう。
■ラニーニャ現象
今日の気象庁発表によると、太平洋の西側で海水温が高くなるラニーニャ現象が、この秋に発生されたと発表されていたが、この冬も続く可能性が高いという。
この記事にある下記の表のように、ラニーニャの発生確率は12月までは100%だが、その後に次第に低くなっていき、3月からは発生しない確率の方が高くなる。
もちろん、現時点での予測であり、今後変わって行く可能性があるが。
■南海トラフ巨大地震
そうなると、次に確認したくなるのが黒潮大蛇行の長期的予測だ。
昨日12/9JAMSTECがYouTubeで公開した黒潮の長期予測の動画を見ると、来年2022/02/09までの予測として、黒潮大蛇行は依然として続くだろうという。
ただし、その間に大蛇行がちぎれるという予測にもなっている。
これは図のように来年1/31頃に起きると予測されている。
この動画の最後の方を見ると、たとえちぎれても残った方の渦が「大蛇行」と判断されるということか。
そうなると、岡田正実氏と私の説では黒潮大蛇行の発生中は南海トラフ巨大地震の発生が抑制されることになる。
そして、実際にこの予測通りになると、過去の南海トラフ巨大地震はすべて7月~2月に発生していたため、来年6月までは発生の可能性が非常に低いことになる。
※昨日、10年間近くに5千万円分以上の空き巣を重ねた男のニュースがあって、なんでそんなに長く捕まらなかったのかというと、最大の鉄則として、「防犯カメラのない家を狙う」というのがあったそう。
今どき一戸建てで防犯カメラを付けていない家なんて少ないだろうが、あるとすれば「どうぞ空き巣に入って」と言っているようなもん?