今日TOCANAで、私が執筆した記事が掲載された。
スペイン領カナリア諸島ラ・パルマ島で起きた火山噴火で溶岩流が海まで達したことを機に、富士山が大噴火した際には同様の現象が起きる可能性が高いことを紹介している。
■ラパルマ島で大噴火
今日TOCANAに掲載されたのは、『もうすぐ富士山大噴火で被害はどうなる!? ハザードマップが大幅見直し、絶望的すぎる現実判明!』と題した記事。
スペイン領カナリア諸島ラパルマ島のクンブレビエハ火山が噴火したのは、9月19日のことだった。
タイミング的には、満月の2日前。
前月8/13の福徳岡ノ場の海底噴火や700人以上の犠牲者が出た中米ハイチのM7.2の地震など、地震・火山活動が世界的に高まってきたときだった。
噴火による溶岩流が海にまで達した写真を見て、「明日は我が身か…」と感じたものだった。
もちろん、富士山の大噴火が前提としてある。
まず、下記のTOCANAの記事を読んでみてください。
■溶岩流の怖さ
静岡・山梨の人々には釈迦に説法だろうが、富士山が大噴火して自分が住む土地に溶岩流が流れ込むかどうかは、富士山ハザードマップで確認できる。
今年3月のハザードマップの17年ぶりの改定で、溶岩の噴出量が従来の2倍となり、東は神奈川県の西端まで溶岩が到達する恐れがあるという。
平均して30年に一度起きていた富士山噴火が、もう300年以上も鎮まったままだということは、「いつ起きてもおかしくない」ということ。
これを「煽り」だと捉える方々は、このブログを見に来ない方が良いかもしれない。
私は過去データなどによる真っ当な知見から導き出したことを主体に書いているので、恐怖心を煽るためではない。
■地震噴火活動期
ちなみに、過去5年間でM8.0以上の巨大地震は世界で6回起きている。
うち3回は、今年になって起きたもの。
つまり、今は世界的な地震の活動期と言えるかもしれない。
特に今年後半になって、7/29にアラスカ沖M8.2、8/13にサウスサンドウィッチ諸島でM8.1と巨大地震が続けて起きた。
何度も書いたと思うが、このサウスサンドウィッチ諸島の地震でスイッチが入ったと考えた。
同日には福徳岡ノ場で海底火山の大噴火が起きた。
むしろ、こちらの噴火の方でスイッチが入ったというべきかもしれない。
そして、9/19にラ・パルマ島の火山噴火。
これも世界的に注目された。
M7.0以上の地震は、今年に入って世界で17回起きていた。
昨年の同じ期間…約11カ月間…では、9回起きていた。
そういうことだ。
■皆既日食
前述の富士山噴火のうち、1707/12/16の宝永大噴火の際は、スーパームーンの6日後に噴火している。
その2ヶ月ほど前の10/28には宝永地震(南海トラフ巨大地震、M8.4~8.6)が起きていたが、これは部分日食の3日後に起きていた。
何を言いたいかというと、スーパームーンや日食・月食の前後は通常の満月・新月以上に要注意だということ。
そして今週12/4(土)にも、皆既日食が起きる。
ただし日本では観測できないらしいが。
前回11/19の部分月食以降に、以下のような地震・噴火が起きた。
【月】2021/11/19 18:02:部分月食
【-6】2021/11/28 19:52JST:ペルー北部、M7.5
【-5】2021/11/29 21:41:鳥島近海、M6.6、最大震度2
【-4】2021/11/30:フィリピン・ピナトゥボ山噴火。噴煙高度1万3000m
【日】2021/12/04 16:43:皆既月食
以上は、まだまだ始まりかもしれない。
あと1週間くらいは、まだ大地震や火山噴火の連鎖が終わらない可能性が高いということだ。
今日から試験的に、地震前兆現象のたぐいは別記事として書くことにした。
そのため、今日はもう1本書きます。