今日未明に起きた神奈川県西部M4.4の地震の数日前に富士山麓にクマが出没して鶏を食べ尽くす出来事があったが、これは前兆だったのか。
また東シナ海の中国東沖の珍しいところでM5クラスの地震が起きたが、ここが揺れると西日本で大地震が続いたことが何度かあったので要注意だ。
■富士宮市のクマ出没
今日未明2021/11/17 02:54に神奈川県西部でM4.4、最大震度3の地震が起きて、目が覚めた。
この地震の前に様々な前兆現象らしきことがあったことは、今朝の1本目の記事で書いた。
もう一つ書いておきたいことがあるが、それは動物前兆かもしれないこと。
11月15日7時半頃、静岡県富士宮市人穴の牧場で「ニワトリ小屋にクマがいる」と警察に通報があった。
クマは体長約1.8mほどのツキノワグマとみられ、ニワトリ小屋の中にいたウコッケイ15羽を食べて逃げた。
場所は富士宮市人穴の仁藤ファームという牧場らしく、震源までの距離は約50kmある。
ラドン濃度や私の体感などがあった小平市から震源までは44kmほどで、それより多少遠いくらい。
M4.4の地震の前兆現象が起きる場所としては、あり得るだろう。
ただ、上記のニュース記事で、西富士山麓猟友会の会長がこう語っている。
「(クマの出没は)珍しいことではないですよ、けっこうこの辺では見かけますので。やはりこれから冬を迎えるにあたってクマは冬眠する動物ですから、お腹いっぱいにして冬眠に入るというようなことで、エサへの執着心が強いのではないかと」
冬ごもり前に腹いっぱいにしておくためで、地震前兆とは関係ないかもしれない。
念のために、可能性として紹介しておく。
■東シナ海M5.0
今日1/17に、中国の変なところで地震が起きた。
というのも、朝鮮半島や東シナ海あたりでは、日本人が大きいと思うような地震は滅多に起きない。
11/17 14:54(日本時間)に、中国・江蘇省塩城市でM5.0の地震
震源は、九州北部から西方にあたる中国・江蘇省塩城市あたりの東シナ海上。
1900年以降にこのあたりで起きたM5.0以上の地震を検索してみた。
■東シナ海→西日本の連鎖
上記の地震のうち、その後に日本で大きな地震が起きたケースを調べてみた。
すると、下記の4件があった。
1927年02月03日:塩城市沖、M6.5
1927年03月07日:北丹後地震、M7.3、最大震度7相当、犠牲者2,925人。
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1974年04月22日:江蘇省、M5.5
1974年05月09日:伊豆半島沖地震、M6.9、犠牲者30人。
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1984年05月21日:塩城市沖、M6.0
1984年06月13日:鳥島近海、M5.9、八丈島で津波130~150cm。
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1987年02月17日:塩城市沖、M5.1
1987年03月18日:日向灘、M6.6、犠牲者1人。
いずれも、日本で何らかの被害が伴った地震だった。
しかも全部西日本だ。
調べる前から想定していた結果となった。
このように、江蘇省付近の東シナ海沿岸でM5クラス以上の地震が起きると、その後に西日本で大きな被害地震が起きることが過去に何度かあった。
べつに西日本の大地震を意図的に「抽出」しているわけではない。
先日11/15にイラン南部でM6.3の被害地震が起きたときに書いたと思うが、その後は日本周辺に地震が連鎖する可能性があるということ。
さらに同日にインド洋でもM6.0の地震が起きて、西日本の特に日本海側で地震に注意だと思った。
西の大陸の方から押されている形だ。
東シナ海の地震が起きる前から、能登半島など西日本の特に内陸で地震が増えている。
やはり、しばらくは大きな地震に注意した方が良いだろう。
※防水バッグ入り防災セット?
なるほど!大雨など水害にも強くて、濡れたらアウトの物も入れられるということか。
こういう物を思いつく人は実体験に即しているのかな?